2015年、あのレベッカが20年ぶりに再結成。ついにはNHK紅白歌合戦にまで出場するという。さて、あなたはレベッカの名曲「フレンズ」を聴くためのイヤホンを持っているだろうか。家電fanはここに第1回フレンズ王決定戦の開催を宣言。フレンズの魅力をもっとも引き出すイヤホンを「フレンズ王」に決定する。
イヤホンやヘッドホンにはジャズを鳴らすことが得意なもの、クラシックが得意なもの、ロックが得意なもの……と、それぞれに得意分野があるということを、筆者はこの1年で大いに学んできた。そこで今回は、1年の締めくくりとして、誰もが知る名曲「フレンズ」が得意なイヤホンを探してみようと思う。「J-POP」ではなく、「ロック」でもなく、「フレンズ」が得意であるというのが大きなポイントだ。
「フレンズ」は1985年10月に発売されたレベッカ4枚目のシングル曲。スピード感のあるドラムやシンセサイザー、そしてボーカル・NOKKOのどこまでも伸びるハイトーンボイスが印象的な大ヒット曲だ。ハイレゾ音源もリリースされており、CD発売から20年という時が流れてもセピアに染まることなく親しまれている。
フレンズ王の候補となるイヤホンは、ポータブルオーディオ専門店「e☆イヤホン」を代表する3人の目(耳)利きに1機種ずつチョイスしてもらった。エントリー条件は「本体価格が30,000円以下」であることのみ。そして、エントリーされた3機種の中から僭越ながら筆者がフレンズ王を決定させていただく。日々数多くのイヤホンに触れているイヤホンのスペシャリストたちは、この王座をかけた熱い闘いにどんなイヤホンを送り出してくるのか。そして、栄えあるフレンズ王に輝くのはどのイヤホンなのか。フレンズ王決定戦、ここに開幕!
エントリーナンバー1 : RHA「MA750」
e☆イヤホン まっちゃん 推薦 ―― RHA「MA750」は、80年代のグルーヴ感をそのまま表現してくれる、モニターライクなイヤホンです。「フレンズ」の特徴的な8ビート、FM音源のシンセとアナログシンセのバッキング、カッティングギター・シンセベース・エレキベースのミックス、時折織り混ざるリズム隊のずっしりした低域……すべてを忠実に楽しく再現してくれます。NOKKOのボーカルも、高音から中音域のトーンに艶がのり、その魅力を余すことなく聴けます。音のクオリティもさることながら装着感も良いので、バンド全体の元気の良さも心地良く耳(というより脳?)に伝えてくれるんです。今聴いても古さを感じさせず、発売当時に聴こえなかった音も発見できたりと、楽曲の新たな魅力を伝えてくれます! 洗練された超クールなデザインも魅力的!