歌手の五木ひろしが29日、東京・渋谷のNHKホールで、『第66回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)のリハーサルを行い、囲み取材に応じた。
45年連続出場となる今年は、1975年の第26回、1997年の第48回に続いて3度目となる「千曲川」。紅白で3度歌う曲は初めてで、今回のテーマ「ザッツ、日本!ザッツ、紅白!」を意識したNHKサイドから要望があり、同曲の選曲に至ったという。
また、紅白初司会を務めるV6・井ノ原快彦との面談を終えたことに触れ、「初めてお話したんです」と回顧。井ノ原から幼少期の顔立ちが五木に似ていたと言われたそうで、「しょっちゅう僕のマネをしていたんですって」とうれしそうに話した。
さらにその面談の場で、互いのコンサートに行くことも約束。「飛び入りで歌うから」とまで宣言したことを明かし、「彼らも僕の歌を聴いていたんだと思うと長くがんばってきてよかったなと思います」と感慨深げだった。
そのほか、森進一が今回を最後に紅白を卒業することについては、「複雑な思い」「さびしい」と残念がり、「紅白の歴史を作ってきた存在」とその功績をたたえる。「"卒業"が自分の中でもチラチラしてきた」と打ち明けながらも、「僕はまだまだ卒業しません!」「10年ぐらい頑張れる」と意欲を燃やしていた。
今年の紅白のテーマは「ザッツ、日本!ザッツ、紅白!」で、紅白合わせて52組が出場。総合司会を黒柳徹子と有働由美子アナウンサー、紅組司会を綾瀬はるか、白組司会を井ノ原快彦が担当する。昨年は、白組が優勝し、通算の対戦成績は紅組29勝、白組36勝。