12月30日にTBS系列で生放送される『第57回輝く!日本レコード大賞』(18:30~22:00)で、優秀作品賞を受賞した氷川きよしが、受賞曲「愛しのテキーロ」の歌唱中にワイヤーアクションを披露することが28日、明らかになった。

ワイヤーアクションに挑戦する氷川きよし

羽を広げて舞い上がり、ステージから高さ約8mの宙づり状態で歌うという大技披露に向け、氷川は28日に会場で実際のワイヤーアクションでの歌唱リハーサルを実施。ワイヤーアクションの話を聞いた時に「えっ!? なんで!? この曲で!?」と思ったと話し、「高いところは苦手なのですが、今日のリハーサルで初めて舞台と背景の映像を見て、自分の想像以上の素晴らしい演出をしていただいたことが分かり、感激しています」とリハーサルの感想を語った。

そして、「『愛しのテキーロ』の歌の主人公の思いを込めて、歌の主人公になりきって歌えそうです」と自信をのぞかせた氷川。「この『レコード大賞』で、今年一年応援してくださったファンの皆さん、僕の歌を聴いてくださった多くの方々に、ご恩返しをさせていただくステージをお見せしたいです」と意気込みを伝えた。

番組の総合演出・伊藤雄介は、「愛しのテキーロ」について、氷川から「理性ではとうてい抑えられない、情熱的な愛を表現している」と聞いた時に、氷川が翼を得てどこまでも飛んでいく姿が目に浮かび、「実際に宙に浮いてもらったらどうだろう?」と思ってワイヤーアクションをお願いしたという。そして、「『燃えたぎる想いで 身を焼き尽くしそうだよ ついて来い ついて来い』という歌詞がありますが、まさに情熱で宙までとんでしまった氷川さんが、私たちに『お前もこっちの世界に来るんだ!』と悪魔の誘いを投げかける、そんな世界が表現できれば」と意図を説明した。

氷川は、2000年のデビュー以来、「日本レコード大賞」で毎年何らかの賞を受賞。2000年に最優秀新人賞を受賞、翌2001年からは、レコード大賞の候補となる金賞(2007年まで)、優秀作品賞を毎年受賞し、2003年には「白雲の城」で最優秀歌唱賞を、2006年には「一剣」で日本レコード大賞を受賞している。そして今年の「第57回日本レコード大賞」でも、9月発売の「愛しのテキーロ」で15年連続の優秀作品賞受賞を果たした。

(c)TBS