女優の泉ピン子と大竹しのぶが、12月30日にTBS系列で生放送される『第57回輝く!日本レコード大賞』(18:30~22:00)に出演し、企画賞を受賞したアルバム『なかにし礼と12人の女優たち』の楽曲を披露することが27日、わかった。

『第57回輝く!日本レコード大賞』に出演する泉ピン子(左)と大竹しのぶ

『なかにし礼と12人の女優たち』は、2015年に作詩家・作家生活50周年を迎えたなかにし礼の大ヒット曲や隠れた名曲を、映画・舞台・ドラマなどを通してなかにし礼と縁のある12人の女優が歌唱したアルバム。泉、大竹のほか、常盤貴子、南野陽子、桃井かおり、黒柳徹子らが参加している。

30日の『第57回輝く!日本レコード大賞』には、なかにしが出演。さらに、泉と大竹も出演し、アルバムに納められた楽曲を生披露する。泉は、1975年に北原ミレイの歌った「石狩挽歌」を、大竹は、1969年に引田三枝子の歌った「人形の家」をステージで歌う。

泉は「自分が歌うと決まった日から、緊張で生きた心地がしません。しょっちゅう歌詞を間違えた夢を見ております。毎日ブツブツ独り言のように、『石狩挽歌』の歌詞をつぶやいています」と心境を告白。大竹は「本当に、なかにし先生の作品は素晴らしいとあらためて思いました。『人形の家』の世界観が伝わるように歌うことだけです」と意気込みを語っている。

アルバムのリリース時(2015年1月)の資料の中で、なかにしは泉ピン子の「石狩挽歌」について「ドラマ『赤い月』(テレ東)、『夜盗』(TBS)でしっかりと脇を固めてくれた。この曲に最初に名乗りを上げ、誰にも譲れないとまで言った。声にも合っている。聞いて驚くな、だ」と太鼓判。大竹しのぶの「人形の家」については「私がファンで時々舞台を観にいくうちに仲良しになった。舞台でピアフを演じているくらいだから歌は折り紙つきだ。芝居だけでなく歌も天才少女」とコメントしていた。

作詩家・作家のなかにし礼

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