iPhone 6s/6s Plusで利用できる「クイックアクション」は、アプリでよく使う機能をすばやく呼び出す一種のショートカットだが、アプリごとにローカルルールがある。iOS 9に標準装備のメールリーダアプリ『メール』のクイックアクションも、ただ未開封や新規メッセージを表示するだけでなく、『メール』だからこその仕様が用意されている。
それは「検索」メニューだ。タップするとメールボックスが開かれ、そこをサーチ対象とする検索フィールドが選択された状態で(すぐキー入力できる状態で)現れる。登録しているメールアカウントが1つであれば特に問題とはならないが、2つ以上登録されているときにはあるルールに従って選択されるのだ。
どのメールボックスが開かれるかは、『メール』のトップ画面(「全受信」や「未開封」などが並ぶ画面)で決定できる。画面下部のアカウント欄には、登録済みアカウントが並ぶが、その並び順のトップにあるアカウントの受信ボックスが「検索」メニューで選択されるのだ。
その並び順は、トップ画面右上にある「編集」ボタンをタップし、アカウント項目を上下にドラッグすれば変更できる。例えば、iCloudとGmailのアカウントを登録している場合、iCloud→GmailのときはiCloudの、Gmail→iCloudの場合はGmailの受信ボックスが検索対象として選択されることになる。
ただし、他のアカウントの受信ボックスや「全受信」を開いたあと約1分以内に「検索」メニューをタップした場合は、その状態が引き継がれる。たとえばトップ画面の並び順がiCloud→Gmailのとき、Gmailの受信ボックスを開いた状態で『メール』を閉じ、すぐあとにクイックメニューの「検索」をタップすると、Gmailの受信ボックスが検索対象として選択される。それから数分おいて「検索」メニューをタップすれば、今度はiCloudの受信ボックスが対象になる。若干ややこしいが、覚えておきたいルールといえる。
操作手順をカンタン解説
1 『メール』に複数のアカウントを登録している場合、クイックメニューの「検索」で選択される受信ボックスを指定できる |
2 どのアカウントの受信ボックスが対象になるかは、アカウントの並び順で決定される。これを変更するには、画面右上の「編集」ボタンをタップする |
(提供:iPad iPhone Wire) |