マツダは24日、コンパクトカー「デミオ」の商品改良を行い、特別仕様車「BLACK LEATHER LIMITED(ブラック レザー リミテッド)」も設定して発売した。あわせてコンパクトSUV「CX-3」の商品改良も発表された。
「デミオ」は今回の商品改良で、「SKYACTIV-D 1.5」搭載車に「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を設定し、新たに「DE精密過給制御」という、軽負荷領域でのアクセル操作に対してクルマがリニアに反応するための緻密なエンジン制御も行った。「SKYACTIV-G 1.3」搭載車を含む全車において、電動パワーステアリングの応答初期のコントロール性を向上させ、一部グレードにシャークフィンアンテナやシートヒーターなどの装備を追加した。「SKYACTIV-G 1.3」搭載車に新グレード「13S Touring」の追加も行った。
特別仕様車「BLACK LEATHER LIMITED」は、「13S Touring L Package」「XD Touring L Package」をベースに黒色の本革シートを採用した、「デミオ」の「スタイルコレクション」コンセプト第3弾。黒を基調に、グレーのメカニカルなファブリックとシルバーのストライプやステッチを効果的に使い、シックでクールな大人の世界を表現した。
発売日は、「SKYACTIV-G 1.3」搭載車が1月15日、「SKYACTIV-D 1.5」搭載車が1月22日の予定。「デミオ」の価格は135万~221万4,000円、特別仕様車「BLACK LEATHER LIMITED」は177万1,200~224万6,400円(ともに税込)となる。
「CX-3」の商品改良では、マツダの最新のクルマづくりの考え方と技術を反映させ、「SKYACTIV-D 1.5」の進化や走りの質感向上を中心に、価値の熟成・深化を図った。具体的には、エンジンのノック音を抑制する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を全車に標準装備したほか、フロントドアガラス板厚の変更と合わせて静粛性を向上させることで、ドライバーが運転に集中しやすい環境をつくり出している。
ダンパーやスタビライザーの構造、電動パワーステアリング特性をチューニングし、操縦安定性を向上させながらも、より上質な乗り心地も追求。「DE精密過給制御」も採用している。「XD Touring L Package」にシックな黒革内装仕様も追加設定した。商品改良した「CX-3」の価格は237万6,000~302万4,000円(税込)。