パピレスとGYAOの合弁会社・ネオアルドは24日、同社が運営する電子書籍投稿・編集プラットフォーム「upppi」で開催された、「ガールズラブ小説コンテスト」「第2回ぷちほらーコンテスト」の選考結果を発表した。
「ガールズラブ小説コンテスト」は、7月30日から9月29日まで作品を募集。30作品超の応募があり、大賞には、うえのきくの『なまえをよんで』が選出された。隣の課にいる"お姫様"との休日を描いた作品で、審査員からは「ガールズラブコンテストの大賞に恥じない渾身(こんしん)の作」と絶賛されている。
「第2回ぷちほらーコンテスト」は、7月30日から10月13日まで募集。276作品の応募から、大賞には木下季花『恋患い』が選ばれた。こちらは、恋の病を患った者が隔離治療されるという世の中を描いたもので、審査員は「よくこれを8000字という中で表現しきったな」と感心しきりだ。
大賞作品には「ガールズラブ小説コンテスト」が賞金5万円、「第2回ぷちほらーコンテスト」が賞金3万円を授与され、その他の受賞作品も含めて「電子書店パピレス」「Renta!」で配信される予定となっている。
●「ガールズラブ小説コンテスト」受賞作品
・大賞(賞金3万円):うえのきくの『なまえをよんで』
・佳作(賞金2万円):朝来みゆか『春はくちびるから始まる』、すみやき『富岡さんはきっと脱法的なアレなんだ。』、シキ『ドッペルゲンガー』
●「第2回ぷちほらーコンテスト」受賞作品
・大賞(賞金5万円):木下季花『恋患い』
・佳作(賞金1万円):ひせみ綾『ミエナイ』、二月魚帆『繰り返すは夏の空』、黒次郎『三十秒』
・審査員特別賞(賞品:安眠グッズ):るうね『まだらぼけ』、たまこ『墓』、三塚章『黒髪の彼女』、ナマケモノ『猫々、骨々』、木下季花『友達のなる木』