東芝ホームテクノは12月24日、過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」の新製品として総庫内容量26Lの「ER-ND200」を発表した。発売は2016年1月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別78,000円前後だ。

石窯ドーム ER-ND200

石窯ドームは、ピザ釜のような丸みのある庫内天井で、熱風を効率的に循環させる過熱水蒸気オーブンレンジ。今回発表されたER-ND200は4.3型の「カラー&タッチ液晶」を新たに採用。トップ画面には「毎日使うあたため機能」「手動調理」「300メニューが選べる自動調理」「おすすめの調理」「設定やお手入れ」の5つを表示する。自動調理メニューとしてお惣菜173メニューとパン60メニュー、スイーツ67メニューの合計300メニューを用意。料理のカテゴリーや使用する食材、メニュー番号、50音から自動調理メニューを選択できる。東芝ホームテクノによれば、総庫内容量30L未満の国内家庭用オーブンレンジでは最多となる自動メニューを搭載しているという(2015年12月24日現在)。

湾曲した埋め込み式天井ヒーターを使用しており、食品へ熱を集中させる構造になっている。上下ヒーター構造では石窯ドームシリーズで最高となるオーブン温度270℃を実現した。270℃の高温ですばやく表面を焼きあげられるため、「クリスピーピザ」や「鶏もも肉のロースト」「焼きいも」「焼きおにぎり」などの調理に適しているとする。

解凍機能として、石窯ドームの最上位モデル「ER-ND500」と同じく「3つの解凍」を搭載する。ひき肉をほぐしやすく、かたまった薄切り肉をはがせる柔らかさまで解凍する「スチーム全解凍」、包丁で切りやすいかたさに解凍するスピード重視の「お急ぎ全解凍」、包丁が入るものの、中が少し凍った状態の「さしみ(半解凍)」の3種類から必要に応じて使い分け可能だ。

外形寸法はW480×D395×H350mm、庫内有効寸法はW376×D320×H213mm、重量は約16kg。庫内の間口は幅39cm、庫内中央の高さは20.5cmのため、手入れしやすい。また、設置の際は左右合計6cm、上方10cmのスペースをあければよく、背面は壁にピッタリとくっつけて設置できる。