天気予報サイト「ウェザーニュース」を運営するウェザーニューズはこのほど、12月25日~2016年1月3日を対象に「年末年始の天気」を発表した。
同社によると、年末年始は冬型の気圧配置の日が多く、寒気のピークは27日。元旦は太平洋側の広範囲で初日の出を見ることができる見込みだが、北陸以北の日本海側では雪や雨が降り、初日の出には厳しい天気となる予想。山陰や九州北部も雲が多い空となるが、雲の切れ間から初日の出が見えるチャンスがある見込みとなっている。
北日本では、日本海側を中心に大雪・吹雪となり、交通機関に影響が出る恐れもある。また、北日本の太平洋側でも強い風に注意が必要とのこと。28日以降も日本海側ほど雪が降りやすくなるが、27日のような大荒れの天気にはならず、太平洋側では初日の出も見えるという。
北陸地方は、年末年始は冬型の気圧配置の日が多く、冷たい雨や雪が降る見込み。27日は同期間で最も強い寒気が流れ込み、平野部でも積もるほど雪が降り、山沿いでは大雪になる予想となっている。風も強く、吹雪で視界が悪化することもあり、交通機関に影響が出る恐れもあるという。28日以降は寒気が弱まり、平野部では雨になる日も。
関東・甲信越地方は、年末年始は冬型の気圧配置で晴れる日が多く、元旦は初日の出も期待できる。この期間で最も寒気が強まる26~27日は気温が下がり、厳しい寒さになるとのこと。大みそか~年明けも冬晴れとなる見込みだが、長野県北部や関東北部の山沿いは寒気が強まる27日を中心に大雪となり、長野市でも雪が降る可能性があるという。
東海地方は年末年始は冬型の気圧配置で晴れる日が多くなるものの、26~27日にかけては強い寒気の影響で岐阜県の飛騨地方では雪が降り、名古屋市など濃尾平野でも冷たい雨に雪が混じる可能性があるという。大みそか以降は晴れる日が多く、三が日も晴れる見込み。近畿地方も同様の天気が予想されているが、28日以降は北部の雪は次第に雨に変わる。中部や南部では大みそか以降も晴れる日が多くなる予想となっている。
中国地方では、山陰に冷たい雨や雪の降る日が多くなる見込み。26~27日の週末には中国山地だけでなく山陰の平地でも雪が降り、積雪の可能性もある。特に27日は山陽にも雲が流れ込み、一時的に雨や雪が降るところもあるという。28日以降は寒気のピークを過ぎ、山陽は晴れる日が多い年末年始となる予想。
四国地方は太平洋側ほど晴れるところが多くなるが、寒気が強まる26~27日には、四国山地で積雪が見込まれている。特に27日は瀬戸内の平地にも雲が流れ込みやすく、一時的に雨や雪が降る予想。28日以降は寒気のピークを過ぎ、大みそかや三が日には天気も回復する見込みとなっている。
九州地方では、北部は雲の多い空となるが、南部では晴れるところが多くなる予想。26~27日は、九州山地では雪が舞う可能性があり、平野部でも寒さが厳しくなる見込みとなっている。大みそかや三が日には晴れるところも多く、元旦は雲の少ない南部ほど初日の出も見やすいという
南西諸島は、12月最終週の初めまでは曇りや雨の日が多く、28日は一時的に雨が強まる可能性もある。その後もすっきりしない天気が続くが、年末には雨が降りにくくなるという。大みそか~三が日は雲が多いながらも穏やかな空になり、元旦は雲の切れ間から初日の出が見える可能性もあるという。