JVCケンウッドは12月22日、ハイビジョンメモリムービー「Everio R(エブリオ R)」シリーズの新製品として、防塵防水仕様の「GZ-RX600」と「GZ-R400」を発表した。発売は2016年1月下旬。いずれも価格はオープンで、推定市場価格(税別)はGZ-RX600が75,000円前後、GZ-R400が65,000円前後だ。
GZ-RX600とGZ-R400は、IPX6/IPX8相当の防水性能、IP5X相当の防塵性能、1.5mまでの耐衝撃性能、-10℃までの耐低温性能を持つデジタルビデオカメラ。Everio Rシリーズはアウトドアやスポーツシーンに特化したモデルで、「R」は「Resistant(耐)」「Robust(強健な)」「Reliable(頼りになる)」の頭文字に由来する。
連続撮影約5時間を実現するバッテリーを内蔵するほか、モバイルバッテリーからの充電にも対応する。液晶モニターを閉じたまま撮影可能で、JVCケンウッドではアクションカメラのような使い方も想定。自分の設定した画角にワンタッチで戻せる「ズームポジションメモリー機能」や、自動で録画・再生を繰り返す「セルフチェック機能」などを備える。
GZ-RX600のみ、Wi-Fiに対応。専用アプリ「Everio sync.3」をインストールしたスマートフォンと接続し、遠隔操作が可能だ。GZ-RX600で撮影した動画や静止画をスマートフォンへ転送できる。
主な仕様は、撮像素子が総画素数251万画素の1/5.8型裏面照射CMOSセンサー、光学ズームが40倍(ダイナミックズーム併用時:60倍、デジタルズーム併用時:200倍)、レンズはコニカミノルタHDレンズを採用。焦点距離は35mm判換算で動画撮影時が40.5~1,990mm(ダイナミックズームオフ時)、静止画撮影時が40.5~1,620mm(アスペクト比16:9時)、49.5~1,981mm(アスペクト比4:3時)に相当。F値がF1.8~6.3。動画撮影は1080p/60iに加え、1080p/60pに対応。記録方式は動画がAVCHD(MPEG-4 AVC/H.264)、静止画がJPEG。モニターには23万画素の3型液晶を採用する。
GZ-RX600は64GB、GZ-R400は32GBのメモリーを内蔵するほか、記録メディアとしてSD/SDHC/SDXCメモリーカードを使用可能。本体サイズはW60×D127×H59.5mm、重量はGZ-RX600が295g、GZ-R400が290g(いずれもバッテリー含む)。カラーはGZ-RX600がオレンジ、カモフラージュ、ホワイト、ブラウンの4色、GZ-R400がイエロー、カモフラージュ、パールホワイト、ライトブラウンの4色。