大和ネクスト銀行はこのほど、50~79歳の男女を対象に実施した「"2015年ランキングで見る"シニアライフに関する調査」の結果を明らかにした。同調査は11月5日~6日にかけて実施し、1,000名の有効サンプルを得た。
シニア予備軍(336名)に対し、60歳以降はどのようなシニアライフが訪れることを予想しているか尋ねたところ、「ハッピーライフに近い」と「どちらかといえばハッピーライフに近い」が計56.8%、「不幸・惨めに近い」と「どちらかといえば不幸・惨めに近い」が計43.2%だった。
シニア(664名)に対し、現在送っているシニアライフの実感を聞くと、「ハッピーライフ」は78.3%、「不幸・惨めに近い」が21.7%だった。シニアが実感している「ハッピーライフ」の割合は、シニア予備軍が予想した割合より高く、シニア予備軍が考えているよりも老後を幸せに過ごしているシニアが多いことがわかった。
昨年調査時の「ハッピーライフ」の割合と比較すると、シニア予備軍は2.7ポイントの上昇 (2014年54.1%→2015年56.8%) 、シニアは1.4ポイント上昇 (同76.9%→78.3%) しており、昨年よりも、幸せなシニアライフを予感・実感する人が増えている傾向にあるようだ。
2015年に、楽しんだことを尋ねたところ、1位は「旅行」、2位は「読書」、3位は「嗜好品(コーヒー、紅茶、お酒、葉巻など)」、4位は「ドラマ鑑賞」、5位は「音楽鑑賞」だった。
性別で見ると、「料理」「グルメ巡り」「同窓会・旧友との交流」は、男性より女性のほうが多く挙がった。年代別に見ると、シニアでは「家庭菜園・ガーデニング」(4位)、「ウォーキング・ランニング・マラソン」(5位)、「同窓会・旧友との交流」(8位)が、シニア予備軍より上位だった。
お手本にしたいシニア有名人(60代・70代)を聞くと、1位は「吉永小百合」さん、2位は「タモリ」さん、3位は「野際陽子」さんだった。吉永小百合さんは2年連続で1位となっている。タモリさんは、昨年12位であったが、2位へとランクアップした。
シニア予備軍の男性の1位は「タモリ」さん、2位は「郷ひろみ」さん、3位は同率で「明石家さんま」さんと「高田純次」さんが並んだ。
女性では、シニア、シニア予備軍ともに、1位は昨年に引き続き「吉永小百合」さんとなった。2位は、シニア予備軍は「竹内まりや」さん、シニアの女性では「野際陽子」さんだった。竹内まりやさんは今年60歳を迎えたばかりだが、シニア予備軍の女性の憧れとして、吉永小百合さんに次ぐ人気となっている。