女優の森川葵と俳優の小関裕太が、同じ時間軸で進行する男子と女子の物語を2作品として描くシンクロホラー映画『ドロメ【男子篇】【女子篇】』(2016年3月26日東京・シネマート新宿にて2作品同時公開/以降全国順次公開)でそれぞれ、主演を務めることがこのほど発表された。
メガホンを取るのは、来年2月13日に『ライチ☆光クラブ』の公開を控える内藤瑛亮監督。企画段階から参加しており、高校演劇部の男子と女子の2つの視点での物語を平行して映す。舞台は、来年から共学になる男子校と女子校の合同合宿。颯太(小関)たち男子校部員、小春(森川)たち女子校部員共に期待と不安を抱きながら男女合同合宿はスタートするが、恐ろしくて奇妙な出来事が次々に部員たちを襲う。それは、山に言い伝えられる"ドロメ"の仕業ということが分かり、その正体も明らかになる。
現在、TVドラマ『監獄学園-プリズンスクール-』(MBSでは毎週日曜24:50~25:20、TBSでは毎週火曜25:11~25:41で放送中)で女看守・緑川花役を務め、来年2月16日公開の『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』ではヒロインを演じる森川葵。本作では、黒髪ショートカットで女子高生を演じる。森川は本作を、「女子篇と男子篇2パートに分かれていて台本で読んでいたときはいまいち想像がつきにくかったんですが、映像になって見てみたら女子篇では描かれていなかった謎の部分や、ここの裏でこんなことになっていたのか! ということがあり、女子篇を見て男子篇を見てもう一度女子編を見たくなってしまう映画」と表現し、「いつ何が来るかわからない怖さにずっとびくびくしながら見ました」とその迫力を伝える。
一方の小関は、本作がホラー映画初出演。その経験を、「本物の、使われていない学校にて早朝から深夜までこもりっぱなしでの撮影。夜中の校舎はもともと怖いのに、ホラー現場としての校舎は何倍もでした(笑)」と振り返る。本作については、「ホラーなんだけど軽やかに描かれるこの作品は『何々系の』と型にはまらない」とした上で「映画を見てくださった、あなたの思う「型」の名前を教えてください」「最後に胸の中に残るのは『怖い」だけとは限りません」とアピール。内藤監督は、「ベートーベンの交響曲第9番『合唱』第4楽章に合わせて、モンスターをフルボッコする映画を撮りたい。以前から夢想していたことがついに実現しました!」と大喜びの様子だ。
(C)2016「ドロメ」製作委員会