観光庁は21日、訪日外国人旅行者を対象としたSIMカード・モバイルWiFiルーター利用促進キャンペーン「JAPAN Mobile Week」を開始した。期間は2016年1月21日まで。
プロモーションブースの設置や特設Webサイトを開設
同キャンペーンは、外国人旅行者の通信環境の改善を図るため、無料公衆無線LAN環境の未整備エリアの補完や旅行者の利用意向を踏まえて行うもの。これにより、外国人旅行者のSIMカード・モバイルWiFiルーターの利用促進に繋げるとともに、新たにSIMカード・モバイルWiFiルーターの取扱いを開始する事業者の増加を図るという。
期間中、成田国際空港にプロモーションブース(第2ターミナル国際線到着階の臨時カウンター)を設置するほか、特設Webサイト「JAPAN Mobile Week」を開設し、SIMカード販売・モバイルWiFiルーター貸出しに協力する空港カウンター・観光案内所・コンビニエンスストア・宿泊施設等の情報の掲載や、海外ブロガーによるキャンペーン利用体験記を紹介する。また、キャンペーン協力店舗にてポスターを掲出(全国802箇所)するなどして、周知・広報を積極的に展開する。
同庁はこれまで、総務省と連携してWiFi環境の整備促進等を進めてきたが、WiFiはアクセスポイントが限定されており、外国人旅行者が動く動線上をカバーできない部分ができていたという。同庁は「その(WiFiでカバーできない)部分をカバーするために、SIMやモバイルWiFiルーターを活用して、外国人の方の通信に関する受け入れ環境をさらに充実したものに進めていく」と話している。