大王製紙はこのほど、夫婦の「トイレ掃除」に関する意識・実態調査の結果を発表した。調査は11月27日~30日、30代~40代の既婚男女500名(性年代別均等割付)を対象にインターネットで行われた。

76%の家庭が「トイレ掃除は妻のみ」担当

「トイレ掃除の夫婦間での担当は?」

調査ではまず、夫婦のどちらか、あるいはその両方がトイレ掃除を定期的に行っている既婚男女を対象に、夫婦間における「トイレ掃除」の分担について尋ねたところ、「自分のみが担当している」と回答した夫が9%だったのに対し、妻は76%という結果に。圧倒的に「妻がトイレ掃除を担当する」家庭が多い実態が明らかとなった。

夫・妻双方に「トイレ掃除」を担当している理由を聞くと、「自分のほうが、時間があり細かいところまで掃除できるので」(妻・34歳・福井県)、「汚れたら掃除するのがルールだから」(夫・47歳・鹿児島県)などの回答が挙がり、「掃除の時間があるかどうか」や「汚れ具合」に応じて分担を調整するなど、各家庭の「トイレ掃除ルール」を設けている様子が見てとれた。

トイレ掃除のストレス箇所は「便器のフチ裏」

「トイレ掃除のときに最もストレスがたまる箇所は?」

次に、日常的に「トイレ掃除」を担当している314名(夫79名、妻235名)に対し、トイレ掃除でストレスがたまる箇所があるか聞いたところ、88%が「ある」と回答。

そこで、「最もストレスがたまる箇所」を1つだけ挙げてもらった結果、「便器のフチ裏」(28%)、「洗浄ノズル近辺」(18%)、「便座(裏)」(14%)がTOP3に。具体的には、「便座の裏や隙間の尿汚れがきれいに取れなくてストレスになる」(妻・37歳・愛知県)や「掃除用のペーパーの耐久性が低い」(妻・47歳・長崎県)など、きれいにできないこと、掃除用品に対する悩みの声が多数寄せられた。

トイレの汚れが夫婦げんかに発展!?

ストレスのたまりやすい「トイレ掃除」だが、一方で「トイレ掃除が不十分だとストレスの原因になると思う」と考える人は全体の40%にのぼり、「トイレ」をきれいに保つことが家庭の中のストレスを低減させる役割があるとも言える結果に。

そこで、家庭内の「トイレ掃除」の担当に対する夫婦間の意識差を探るべく、「家庭のトイレ使用時に『トイレを汚しがち』なのは夫と妻、どちらか」と尋ねたところ、「夫がトイレを汚しがち」だと考える妻は67%となり、トイレ掃除を担当することが多い「妻」だが、内心「夫がトイレを汚しがち」だと考えていることがわかった。

「トイレの汚れが原因で夫婦げんかをした経験がありますか?」

続いて、「トイレの汚れが原因で夫婦げんかをしたことがありますか?」と質問したところ、18%が「ある」と回答。妻たちからは「夫は目に見える汚れは拭き取ってくれるが、微量の跳ねが残る」(妻・44歳・京都府)、「できるなら座ってしてもらいたい。意外と壁にも飛び散りがあります」(妻・31歳・千葉県)など、やや厳しい意見が並んだ。対する「夫」側からは、「妻は便座の裏を汚しているので気をつけてほしい」(夫・43歳・神奈川県)などの意見が挙がり、トイレ掃除やトイレの汚れに対しては、夫婦間の意識差が大きくなってしまいがちな現実がうかがえた。

一方、そんな妻たちは、4割(41%)が「夫にトイレ掃除をもっとしてほしい」とのこと。さらに「トイレ掃除をしてくれるとうれしい気持ちになる」妻は約7割(68%)にものぼり、「トイレ掃除」は夫婦円満の秘訣と言える結果となった。