EF 留学総合研究所は、12月11・15日に「ギャップイヤー」に関する意識調査を実施した。調査は、海外留学の EF 公式 twitter アカウントをフォローしているユーザーを対象に、twitter のアンケート機能を利用して行った。

東大が2013年に実施

「ギャップイヤー」とは、卒業から入学、進級、または入社までの隙間期間のことを指す。欧米諸国では、この期間を利用し、学校では学ぶことができない社会学習に取り組むことを推奨しており、学生たちは海外留学やワーキングホリデー、インターンシップなどを行っている。

日本国内では、東京大学が2013年より「初年次長期自主活動プログラム(FLY Program)」を導入。入学した直後の学部学生が、1年間の特別休学期間を取得したうえで、長期間の社会体験に取り組むことを推奨している。

794名に「ギャップイヤー」という言葉を聞いたことがあるか尋ねたところ、「聞いたことがある」はわずか20%だった。

「ギャップイヤー」という言葉を聞いたことがありますか?

次に760名に対して「ギャップイヤーについて説明できますか」と聞くと、「説明できる」という回答は14%にとどまった。日本国内では、ギャップイヤーの認知、理解度は極めて低いことが明らかとなった。

「ギャップイヤー」について説明できますか?

600名に、もしも卒業から入学/進級/入社までの期間が「5カ月間」あるとしたら(例:3月末日卒業、9月1日入学/進級/入社)、何に取り組みたいか尋ねたところ、71%が、海外留学に取り組みたいと回答した。ギャップイヤーが浸透した場合、海外留学者数の増加が期待できることもわかった。

もしも卒業から入学/進級/入社までの期間が「5カ月間」ある場合、何に取り組みたいと思いますか?