相続ポータルサイト「オール相続」を運営するオールパートナーズはこのほど、相続に関する調査結果を発表した。それによると、親の相続でもめると考えている人は3割に上った。
もめる理由、跡継ぎ問題が過半数
もし親の相続が発生したときに、兄弟姉妹や親族間でもめると思うかと尋ねたところ、「もめる」と回答した人は30%。反対に「もめない」と答えた人は70%となった。
「もめると思う」と回答した人に理由を聞くと、「実家や財産の跡継ぎが決まっていない」が過半数の57%、次いで「仲が悪い、お金の話だともめる」が43%となった。回答者からは「家や土地を受け継いでも、そこに住む人がいない」「現金は分けられるが、土地や建物は評価が難しいし、話がつくか読めない」「兄弟は普段は良い人だが、お金にはがめついのでもめると思う」といった声が寄せられた。
一方、「もめない」と答えた人の理由をみると、最も多かったのは「話し合いで解決できるはず」と「財産が少ない」で同率の35%、次いで「遺産は欲しくない」が30%、「遺言書がある、話し合い済み」が22%、「相続人は1人だけ」が13%となった。
調査期間は2015年12月14~15日、調査方法はインターネット、有効回答は30~70代の個人100人。