ASUSTeK Computerは18日、準ファンレス仕様のグラフィックスカード「STRIX」シリーズの新モデルとして、4GBのグラフィックスメモリを備えたNVIDIA GeForce GTX 960搭載カード「STRIX-GTX960-DC2OC-4GD5」を発売した。価格はオープンで、店頭予想価格は税込34,500円前後。
大型の放熱フィンに風を送るデュアルファン構成と、ヒートパイプをGPUに密着させて冷却する独自クーラー「DirectCU II」により、リファレンス設計のクーラーと比較して、30%以上高い冷却性能を備える。GPUの温度が低いときには自動的にファンの動作を止める準ファンレス機能「ゼロノイズファン」を搭載する。
また、電源回路にマザーボード用のデジタル電源回路として評価の高い「DIGI+ VRM」を搭載し、電力効率を向上させる一方で、電流ノイズを30%低減する。さらに基板上のコンポーネントには、ASUSが独自にカスタマイズした「Super Alloy Power II」を採用。コイル鳴きを抑えたチョークコイルや、高耐久コンデンサ、対応電圧を30%拡大したMOSFETを用いることで、カードの安定性や耐久性を高めている。
主な仕様は、CUDAコア数が1,024基、コアクロックが1,178MHz、ブーストクロックが1,228MHz、メモリクロックが7,010MHz、メモリは128bit接続のGDDR5 4GB。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0 x16。映像出力端子はHDMI 2.0×1、DVI-I×1、DisplayPort 1.2×3。補助電源は6ピン×1。本体サイズは約W215×D121×H41mm。
オーバークロック向けのツール「GPU Tweak」や、ゲーム動画の配信/ハードウェアモニタリングソフト「XSplit Gamecaster」(1年間のプレミアムライセンス付き)を同梱する。