JR北海道・JR東日本は18日、北海道新幹線設備切替にともなう列車の運休について発表した。2016年3月26日の北海道新幹線新青森~新函館北斗間開業を前に、3月22日未明から「地上設備最終切替」を実施する。あわせて北海道新幹線開業以降の運転取りやめが決まっている在来線特急・急行列車の最終運転日も発表された。
北海道新幹線開業で運転取りやめとなる列車のうち、上野~札幌間の寝台特急「カシオペア」は3月19日の上野発、3月20日の札幌発の列車が最終運転となる。同列車の3月の運行計画も発表され、下り(上野駅16時20分発・札幌駅翌日11時15分着)の運転日は3月1・4・6・8・11・13・15・17・19日、上り(札幌駅16時12分発・上野駅翌日9時25分着)の運転日は3月2・5・7・9・12・14・16・18・20日とされた。
定期列車として唯一の夜行急行列車だった「はまなす」も運転取りやめに。青森~札幌間で運転される同列車は、今年10月から上りの函館駅・青森駅到着時刻が変更されており、来年3月まで継続される。最終運転日は上り(札幌駅22時0分発・青森駅翌日6時19分着)が3月20日、下り(青森駅22時18分発・札幌駅翌日6時7分着)が3月21日。最終運転の列車は上り・下りともに全車指定席での運転となる。
789系の特急「スーパー白鳥」、485系の特急「白鳥」の最終運転日は3月21日。下り「スーパー白鳥27号」(新青森駅19時47分発・函館駅21時54分着)、上り「スーパー白鳥98号」(函館駅19時32分発・新青森駅21時34分着)まで平常運行される。
「地上設備切替」は北海道新幹線開業に向けた準備の最終段階として実施され、期間中の3月22~25日は青函トンネルを走行するすべての旅客列車が運休に(江差線・津軽線普通列車は運転)。「開業に向けた最終の作業、確認であり、趣旨をご理解いただき、旅行日の変更をご検討いただくか、当日、北海道~本州間はフェリーや航空機など他の交通機関をご利用くださいますようお願いします」(JR北海道・JR東日本)とのこと。