俳優・松山ケンイチの主演で、漫☆画太郎氏のギャグ漫画を実写化した映画『珍遊記』(2016年2月27日公開)の映像が18日、初公開された。

映画『珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~』ティザービジュアル

原作は、1990年より漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載され、シリーズ累計販売部数約400万部を記録した『珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~』。脚本は、お笑いトリオの鬼ヶ島のリーダー・おおかわら、はちゃめちゃなギャグセンスで話題を呼んでいるTVアニメ『おそ松さん』(放送中)などを手掛ける放送作家の松原秀氏が担当する。先日、公開が発表された際には、Twitter上で"松山ケンイチ"が6時間以上トレンド入りを果たし、10時間で25,000ツイートを超えるなど大きな話題を呼んだ。この時に公開されたティザービジュアルは、チラシとポスターになり18日より、劇場で配布および掲出予定。

初の映像公開となる今回の特報映像は、当時のコミックスの書影や原作の名場面がちりばめられた描写から始まる。それも束の間、主人公・山田太郎(松山)が早くも全裸姿を堂々と披露。原作同様の虎柄パンツ姿のいでたちで、変顔や尻のアップが続く。衝撃的な放屁(ほうひ)のシーンさえ出てくるが、その後には「身、出ちゃったかな?」と、とぼけた声を上げながら尻を押さえるカットもあり、下ネタ全開な原作の世界観を忠実に再現していることがわかる。

なお映像内のナレーションは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』(92~95年)の桑原和真役などで知られる声優の千葉繁が担当。『幽☆遊☆白書』のほかにも、『北斗の拳』シリーズや『ドラゴンボール』シリーズ、『ONE PIECE』シリーズなど『週刊少年ジャンプ』掲載作品アニメへの出演が多い千葉が、ハイテンションなナレーションで世界観を盛り上げている。

また、実写映画化記念として24日23時59分までの期間限定で、漫画アプリ『少年ジャンプ+』にて、原作の第1巻が無料配信される。


(C)漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会