「おいしそうなジャムを買ってきたのにいざ食べようとしたらフタが開かない」「温かい紅茶が飲みたくてマグボトルを持っていったはいいが、帰宅して洗おうと思ったらフタが開かない」……そんな経験は誰もが一度はしたことがあるのではないでしょうか。ここではそんな深刻な問題ではないけどイライラする「固いフタ」を簡単に開ける方法を紹介します。

まずはゴム手袋から

最初に試してみたいのはゴム手袋を使う方法です。ゴム手袋を使うことにより、滑りづらくなってしっかりと力をかけることができます。ゴム手袋は100円ショップで売っていますが、フリーサイズだと女性には大きいことが多いので注意。手の大きさに合わせてSサイズかMサイズを選ぶのがおすすめです。

それでもダメなら温めてみよう

それでも開かなければ次はフタを温める方法を試してみましょう。プラスチックや金属は温めることによりわずかに膨張するので冷えているよりビンとフタの間の隙間が増える、中身がジャムなど糖分を多く含むものの場合はビンのふちで固まった糖分を溶けるなどで開きやすくなるというのがその理由です。ビン全体を湯せんしてもいいですが蒸しタオルを使って温めるのが簡単です。

蒸しタオルは、濡らしたタオルをしっかり絞り、1分ほどレンジで加熱することで作れます (500Wの場合)。加熱直後はかなり熱くなるので火傷に気をつけてください。

通常フタだけでも温めれば開きやすくなりますが、全体を温めると中の空気が膨張してもう少し開きやすくなるそうです。中の食材が温まり過ぎないように注意が必要ですが。

その後、ゴム手袋をはめてチャレンジすると……開きました!

最後は力技

上の2つの方法でもダメな場合は、道具を使って物理的にフタとビンの間の隙間を広げてやることもできます。マイナスドライバーをフタの側面に差し込んで、直接隙間を作るのもその一つ。ただし、プラスチック素材などでは本体を傷つける恐れがあるのと、力を入れ過ぎるとビンが破損する可能性があるのでくれぐれも注意してください。

以下の写真はドライバーの柄の部分を使ってますが、金づちなどの固いものでフタのふち周りをたたいていく方法もあります。衝撃を与えることで内部に空気が入り開きやすくなります。

まとめ

固くて素手では歯が立たないフタも、大半はこれらの方法を試すうちに開いてくれます。うまく活用して、イライラの解消に役立ててください。

執筆:Yume
フリーライター。瀬戸内海沿岸部の出身。緑がいっぱいの東京下町でのんびり暮らしています。カメラ片手の街歩きや旅が趣味兼仕事で職業は旅人、と言えるようになりたい。

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