パイロットコーポレーションは、首都圏のビジネスパーソンを対象に「年賀状」に関する調査を実施した。調査は11月9日~24日にかけて行い、488人から有効回答を得た。

84%が「2016年の年賀状を出す」と回答

2016年の年賀状を出すか尋ねたところ、84.4%が「出す」と回答した。昨年の81.9%を上回り、2年連続で増加している。

年賀状を出す理由について聞くと「新年の挨拶として」(76.2%)、「日頃の無沙汰」(47.1%)、「世話になった人への儀礼」(35.0%)が上位を占めた。「出さない」と答えた人の理由は「準備が面倒」(47.4%)、「メールで代用」(47.4%)、「ソーシャルネットワーキングサービス(以下 SNS)で代用」(31.6%)が多かった。

年賀状を出す理由、出さない理由

年賀状を出す枚数の平均は「60枚」となった。その内訳は、「友人・親類等」が「37枚」、「仕事・会社関係」が23枚。年賀状をもらう枚数についても、昨年と同数の平均「47枚」で、出す枚数ともらう枚数の差は「13枚」だった。今回の調査での年賀状を出す最多枚数は50代男性の「550枚」で、もらう枚数の最多も50代男性の「500枚」だった。

年賀状を出す枚数

年賀状をもらって一番嬉しい相手は「友人・知人」

年賀状を出す相手は、「友人・知人」(85.9%)、「親類」(74.3%)、「会社等の上司」(50.0%)が上位に入った。できれば年賀状を出したくない相手について聞くと、48.0%は「出したくない人はいない」と答えたものの、2位以下は、「会社等の上司」(21.3%)、「会社等の同僚」(13.5%)、「取引先」(11.1%)と仕事関係の宛先が続いた。

できれば年賀状を出したくない相手

年賀状を出したい相手について聞くと、「友人・知人」(73.0%)、「親類関係」(54.1%)が多かった。次いで、「恩師・恩人」(30.3%)、「学生時代の先輩・後輩」(25.8%)と過去に世話になった人がランクインした。

年賀状をもらってうれしいか尋ねると、74.2%が「うれしい」、20.5%が「まあまあうれしい」と回答しており、合わせると9割以上が年賀状をもらうと「うれしい」と感じていることがわかった。年賀状をもらって一番嬉しい相手を聞くと、「友人・知人」が60.2%で最も多かった。

年賀状をもらって一番嬉しい相手