台所の「レンジ回り」は、いくらキレイに掃除しても、揚げ物や炒め物を作ると、またあっというまにベトベトになりがち。油汚れ用のキッチン掃除シートも販売されていますが、家にある不要になった布を使って、手作りキッチンシートを作ってみませんか?
材料
・不要になった布
タオルや着られなくなった洋服などでOKです。素材は化繊よりも、吸水性のある綿が入ったものがおすすめ。
・重曹
・プラスチックなどの密封容器
作り方
重曹を準備します (ダイソーで購入しました)。
お掃除の定番アイテムとなりつつある「重曹」。水に溶かすだけでも十分汚れ落としに効果がありますが、加熱するとさらに洗浄力がアップするそうです。そこで、重曹を水に溶かし、加熱して使ってみることにしました。
いらない布 (ここではバスタオル) を用意します。布を適当な大きさに切っていきます。
10cm×10cmくらいが使いやすいと思います。
端切れを入れるプラスチック容器は、しっかりとふたが閉まるなら新品でなくてもOKです。ここでは、かなり使い込んだ古い容器を準備しました。
いよいよ重曹を溶かした水を加熱します。鍋に1Lの水を入れます。使う鍋はステンレスかホーロー製のものを。アルミ製の鍋を使うと、重曹と化学変化を起こして鍋が変色してしまいます。
重曹の量は大さじ2~3杯。水ではなく、熱湯の中に重曹を入れると、ブワッと泡が吹き出てくるので、水の状態から加熱していくのがおすすめです。
だんだんと泡が出てきました。
沸騰したら火を弱めます (5分ほど弱火で加熱してみました)。
プラスチック容器の中に端切れを入れます。
容器の中に、重曹を加熱したものを入れます。やけどにはご注意を!
水分の量は、端切れがしっかりと水を含み、容器の1/3くらいまで水分が残っている状態にしました。容器たっぷりに注いでしまうと、ふたを開けるときに水がこぼれてしまいます。
ふたをして保存します。取り出しやすい場所においておきましょう。
揚げ物をしたガスレンジを掃除してみることにしました。五徳の周囲には、かなり油が飛び散っています。
端切れを1枚取り出し、ガスレンジ周辺を拭いてみました。重曹の水溶液を加熱した液は、重曹の水溶液よりもアルカリ性が強いので、手荒れしやすい方はゴム手袋などを使用したほうがいいでしょう。また、拭いたあとはそのままにせず、仕上げに水拭きをします。
1枚の端切れでも、スッキリとベタベタ汚れが落ちました。
執筆:麦原 ケイ (ベル・エキップ)
猫とビールと唐揚げとコーヒーが好きな神奈川県・横浜在住の主婦ライター。
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