「第5回AKB48紅白対抗歌合戦」が15日、東京・文京区のTOKYO DOME CITY HALLで行われ、グループ総監督を継承したAKB48の横山由依が率いる紅組を破り、HKT48の指原莉乃が率いる白組が勝利した。
『AKB48紅白対抗歌合戦』は、アイドルグループ・AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48、AKB48Team8のメンバーが紅組と白組に分かれて勝敗を競うイベント。5回目の開催となった今年は、赤組64人、白組66人の計130人のメンバーが出演。約3時間半にわたり、全22曲をステージいっぱいにパフォーマンスした。
トップバッターは、紅組から小嶋陽菜、白組から柏木由紀がソロで登場し、"セクシー対決"を披露。集まった約2,000人のファンが盛り上がる中、元メンバーの前田敦子とともに、初の審査員を務めた初代総監督の高橋みなみは、「今日は厳正に紅組と白組を見ていきたい。若手の子たちがどう見せてくれるのか楽しみ」と展開に期待を寄せた。
後半では、白組でAKB48の渡辺麻友が指原莉乃のシングル曲「それでも好きだよ」でアイドルらしいパフォーマンスを見せた一方、紅組でNMB48の山本彩は、前田のシングル曲「右肩」で対抗。伸びやかな歌声で会場を魅了したが、歌詞を間違える場面もあり、「ご本人がいることを考えたら緊張して頭が真っ白に……」と恐縮する山本に、審査員席の前田は、「とっても上手でした。卒業した後に自分の歌を歌ってもらえるのはうれしい」と大絶賛した。
最後は、横山が「一歩目音頭」、指原が「365日の紙飛行機」でキャプテン対決。審査の結果、紅組2ポイント、白組8ポイントで白組が勝利し、指原は、「ありがとうございます!キャプテンは初めてだったけど、白組みんなのパフォーマンスで勝利できました」と大喜び。残念そうに肩を落とす横山は、「負けちゃったけど、来年もみなさんに楽しんで頂けるようなAKB48を作っていきたい。みんなで一緒に手を取り合って進んでいけたら」と心を新たにしていた。
また、イベント最後には、AKB48結成10周年記念として制作予定の43rdシングル(来年3月9日発売)に、卒業した前田、大島優子、板野友美、篠田麻里子が参加することをサプライズ発表。同シングルには、発売月に卒業する高橋の参加も決定しており、「私も昨日聞いたのよ」と明かしながら、「11年目は卒業生込みでスタートさせて頂き、11年、12年とつなげていきたい」と話していた。