ライオンはこのほど、20~40歳代の有職(ゆうしょく)主婦410名を対象に実施した「年末の大掃除に対する意識調査」の結果を発表した。それによると、「大掃除をしない」人の約6割(58%)が普段からキレイな状態を維持出来ているため、"年末の大掃除が必要ない人"であることが分かった。

「今年の大掃除の予定」と「年末大掃除をする / しない理由」

最初に、今年の大掃除の予定を聞いてみたところ、「大掃除をする」人は72%、「大掃除をしない」人は28%であった。さらに、「する」「しない」双方の理由を調べてみると、「する」人は「普段あまり掃除しないので家が汚い」という"仕方なくする"人が多数を占めるのに対し、「しない」人は「普段からキレイな状態を維持できていて必要ないから」という"必要ない"人が過半数を占める結果となった。

「大掃除が必要ない派」に掃除の好き / 嫌いを質問したところ、約6割は「掃除が好き / どちらかと言えば好き」と回答。一方、約4割が「掃除が嫌い / どちらかと言えば嫌い」と答えており、「大掃除が必要ない派」が必ずしも「掃除好き」とは限らなことが分かった。

「年末大掃除"する"派と年末大掃除を必要と"しない"派の掃除行動や意識比較」

そこで、どのようにしてキレイな家をキープしているのかを知るために、日常の掃除行動や意識について質問。その結果、「年末の大掃除が必要ない人」の約9割は「汚れに気づいた時に、その汚れをサッと落とす」をしており、そのために「いつでも掃除しやすいように、掃除用具は手に取りやすいところに保管している」や「汚れがひどくならないよう工夫をしている」「汚れていなくても、目に見えない汚れを意識する」など、効率的な掃除のための工夫を多くの人が実践していることが判明した。

「掃除に関する情報でどんなことが知りたいのか」

この結果を受け同社は、「キレイをキープするための秘けつは、汚れをためない意識を持ち、汚れを防ぐ工夫をしたり、こまめに掃除をしたりする"予防掃除"を実施することがポイント」であるとコメント。掃除に関する情報でどんなことが知りたいのかを聞いた質問でも、「手間をかけずに掃除後のキレイを継続させるテクニック」が最も多く、「掃除をできるだけしなくて済む方法や製品について」が3番目となったことから、「今、"予防掃除"に注目が集まっていることが分かる」との見解を示している。

同調査は、11月11日~13日の期間に、全国の20歳~40歳代の有職主婦(既婚女性)410名を対象とし、インターネットリサーチよって実施されたもの。