歌手で俳優の武田鉄矢(66)が、13日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演し、NHK紅白歌合戦からの卒業を宣言したアイドルグループ・ももいろクローバーZに関して持論を展開した。
ももクロは今年の紅白出場歌手の発表直後となる先月26日、公式ホームページを通じ、「モノノフのみなさんいつも応援ありがとうございます。ももいろクローバーZは紅白歌合戦を卒業します」と宣言。「冬の軽井沢、5大ドームツアー、そしてその先も私たちは私たちのやり方で、みなさんと一緒に『私たちの道』を歩き続けます」と今後の方針を掲げ、「ど真ん中しか歩きません」と結んだ。ももクロは2012年の初出場以来、3年連続で参加していたが、今年の出場歌手にその名前はなかった。
このことについて武田は、「"卒業"という言葉の使い方が、"国民投票ではない、そういう人たちが選んでいるところに私たちはいかない"みたいな響きに聞こえる」とした上で、「(紅白は)公平でもないし、そんなに巨大でもないんですよ。ただ、指名されたら出て行くという"ガッツやワイルド"が芸能人じゃないかなと思う」と主張した。
さらに「"ここでやれ"と言われて、"喜んでやりましょう"が芸人の勢い」「"こことそこは嫌"とか"9時以降は歌いたくない"とか、バカかお前はというか」などと例を挙げて歌手のあるべき姿を力説。「"場所を選びません"という高らかな宣言が芸人じゃない?」と訴えていた。