Q.夫婦でお財布はいっしょにしていますか?

結婚後、家計をどう管理していくかは夫婦にとって重要な問題だ。お財布は完全に別々という家庭もあれば、夫婦の収入をひとつのお財布で一括管理している家庭もあるだろう。そこで今回は、マイナビニュース会員のうち共働きの既婚男女200名に「夫婦でお財布はいっしょにしていますか?」と質問してみた。

Q.夫婦でお財布はいっしょにしていますか?

はい(男性)42.0%/(女性)51.0%
いいえ(男性)58.0%/(女性)49.0%

Q.それはどうしてですか?

「はい」と回答した人の意見

■管理しやすいから
・「その方が、支出、貯蓄が分かりやすいから」(24歳女性/食品・飲料/専門職)
・「支出の管理がしやすいから一緒にしている」(28歳男性/自動車関連/販売職・サービス系)
・「資産を管理しているから」(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「その方が管理しやすいから」(33歳男性/通信/事務系専門職)

■貯蓄のため
・「お金を貯めたいので」(30歳女性/電機/事務系専門職)
・「家計をオープンにして、貯蓄ペースを落とさないようにするため」(32歳女性/小売店/事務系専門職)
・「その方がお金が貯まるだろうと2人で納得したから」(28歳女性/電機/営業職)
・「貯まるから」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)

■分けるほどでもないから
・「ほとんどが主人の給料で生活しているので」(50歳以上女性/商社・卸/販売職・サービス系)
・「ほぼ私が働いているから」(50歳以上男性/機械・精密機器/技術職)
・「分けるほど所得に余裕がありません」(50歳以上男性/建設・土木/営業職)
・「収入は自分の方が主になっているので妻の収入はそれを補う形になっているから」(43歳男性/医療・福祉/専門職)

■妻に任せているから
・「自分では管理できないので、結婚当初からお金の管理はお願いしている」(31歳男性/情報・IT/技術職)
・「妻に任せているから、私はお金の管理が苦手なのでお小遣いにしてもらっている」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「妻が管理しています」(34歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「生活費はすべて渡してますのでいっしょです」(38歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)

■それが普通だから
・「普通そうでしょ」(37歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「普通でしょ」(50歳以上男性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「当然」(50歳以上男性/学校・教育関連/事務系専門職)

■その他
・「仲良くできる」(27歳男性/電機/技術職)
・「一緒にしたほうが不正を防ぐことができる」(31歳女性/その他/その他)
・「生活費を分けるのが面倒なため」(28歳女性/学校・教育関連/専門職)

「いいえ」と回答した人の意見

■自分のお金は自分のもの
・「自分の分は自分で使う」(41歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「稼いだものは自分のもの」(50歳以上男性/金融・証券/専門職)
・「夫の収入は家族のもの、私の収入は自分のもの」(32歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「自分の稼ぎは自分で管理したいから」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)

■生活費のみ共有
・「生活費を夫からもらったお金でやりくりし、私のお給料は貯金に回している」(31歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「家計用の財布は一緒でもそれ以外は別々、信用しているから」(37歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「生活費以外は別々にしている」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「入れる金額だけ決めているから」(29歳女性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)

■それが当たり前!
・「当然」(33歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「違うのが普通だから」(31歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「そんなもんじゃないの?」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「一緒に管理する必然性はない」(38歳男性/通信/技術職)

■面倒くさいから
・「別々じゃないと不便だと思う」(38歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「一緒にするのが面倒だから」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「面倒だから」(40歳男性/学校・教育関連/営業職)
・「管理が面倒くさい」(50歳以上男性/電機/技術職)

■家庭円満のため
・「けんかになったら収拾がつかない」(48歳男性/食品・飲料/事務系専門職)
・「けんかしないから」(32歳男性/農林・水産/販売職・サービス系)
・「別々のほうが不信感がない」(38歳男性/情報・IT/技術職)

■その他
・「今はお互いバタバタしているので、落ち着くまでは別々にする予定」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)
・「そのほうがお互いに気楽だし、お互いに無駄遣いしないから」(31歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「お金については干渉しあわないようにしている」(31歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「付き合っているときとずっと一緒」(32歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)

■総評
「夫婦でお財布はいっしょにしている」と回答したのは、男女合わせて46.5%。夫婦それぞれの収入を別々に管理している家庭のほうがやや多い結果となった。

「自分のお金は自分で管理したい」という意見が多く、なかには「それが当然」「プライバシーだ」と主張する人も。「夫に甘えないように、自分の買いたいものは自分で稼いで買う」「夫に頼りたくない」という女性からの意見も寄せられた。夫婦といえども自立できる部分は自立すべき、という考えのようだ。

また、それぞれの給料から生活費だけを共有の財布に振り込み、残りのお金は各自で管理しているという夫婦も多かった。そうしたほうが円満にいくという意見も多く、財布が別々であることに不満はないようだった。

一方、「お財布を共有している」と回答した人たちからは、「管理がしやすい」「お金がたまる」といった理由が挙げられた。お財布をいっしょにしたほうが世帯全体の財政を把握しやすく、やり繰りしやすいとのこと。「夫の無駄遣いが防げる」というメリットもあるようだ。他にも、「家計は家内が握ったほうがうまくいく」「強制的にそうなっている」という男性からの意見や、「生活費を分けるのが面倒」「別々にするほど収入がない」といった女性からの意見が寄せられていた。

収入や経済状況は家庭によって異なるため、どれが正解とは一概に言えないもの。夫婦でよく話し合い、互いにとってベストな管理方法を選択しよう。

調査時期: 2015年11月9日~18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性100名 女性100名 合計200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません