東京キャットガーディアン代表の山本葉子さんと、不動産研究の第一人者である松村徹さんのコラボにより書かれた一冊「猫を助ける仕事 保護猫カフェ、猫付きシェアハウス」が光文社より刊行されている。価格は842円。
足りないのは愛情ではなくシステム
山本さんは、犬や猫が毎年十数万頭も殺処分されている現実に対し「足りないのは愛情ではなくシステム」との考えから、民間の保護団体からペットを譲り受けることのできる「保護猫カフェ」の普及や「猫付きシェアハウス」「猫付きマンション」の実現など、精力的に活動を行っている。
本書では、ボランティアではなくソーシャルビジネスの手法で猫の保護活動に取り組む東京キャットガーディアンの活動を、松村さんが不動産研究の立場から分析し考察している。
なお、東京キャットガーディアン 大塚シェルター(東京都豊島区)の保護猫カフェでは、2016年1月31日まで、猫エッセイストの仁尾智さんとフリーイラストレーターの小泉さよさんによる共同展示イベント「これから猫を飼う人に伝えたい10のこと展」を開催しているとのこと。