マンダムはこのほど、「冬のニオイに関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月21日~23日、20歳~59歳までの有職男女889名(男性445名、女性444名)を対象にインターネットで行われた。

男性7割が「冬でもニオイケア」を実施

「あなたは、夏場/冬場に以下のようなニオイケアを行っていますか?」

男性に、夏場・冬場においてニオイケアを行っているか尋ねたところ、夏場では約8割、冬場でも約7割の人が何らかのニオイケアを行っていることが判明。季節に関係なく、年間を通してニオイケアが浸透している実態が明らかとなった。

しかしながら、冬場に周囲の男性の体臭が気になったことがあるという女性は、77.9%。さらに、男性でも67.9%となり、冬でもニオイケアを行うことが浸透しているにも関わらず、女性に限らず同性からも厳しい評価となった。

冬でも「電車やオフィス」で気になるニオイ

「周囲の男性のニオイが気になったことがある場所」

続いて、冬場に「周囲の男性のニオイが気になったことがある場所」について調べた結果、男女ともに「電車やバスなどの交通機関(72.8%)」が断トツの1位となり、次いで「オフィス内(50.5%)」「エレベーターの中(41.4%)」と続き、距離感が近く密接しやすい場所が上位となった。このことについて調査では、「暖房の効きすぎや厚着など、屋内外の気温の変化が激しく、冬でも汗をかきやすい環境が影響していることが推測される」としている。

冬場に肌着を着替えない人が増加!?

調査によると、冬場に、肌着やコート、マフラー、ニット帽などの衣類にこもったニオイをくさいと思ったことがある男性は、56.0%。冬場でも汗をかく場所が多くあり、その汗が衣類にこもることで、体臭を発している可能性がうかがえた。

「各衣類の着替え周期」

また、各衣類の着替え周期を調べたところ、夏場に比べて、冬場に肌着(直接肌に触れるもの)やパジャマなどを毎日着替えない人が増加。肌着においては6人に1人、ブラウスやシャツは3人に1人が「2日以上着替えず」、パジャマにおいては3人に1人が「4日以上着替えない」という結果に。冬場は衣類にニオイがこもると感じつつも、洗濯意識が低くなる実態が浮き彫りとなった。

男性上司の「口臭・体臭」に不満

「男性上司の身だしなみにおいて求めること」

最後に、女性を対象に「男性上司の身だしなみに求めること」を聞いたところ、「口臭がしないこと(71.6%)」や「体臭がしないこと(71.2%)」と回答した人が非常に多い結果となった。

さらに、冬場に「男性のニオイが気になったモノ」を尋ねると、「外出先から戻ってきたコート」「デスクに置きっぱなしのジャケット」など、アウターに関する回答が目立ち、中には「上司のコート」という具体的な回答もあった。調査では「これからの宴会シーズン、気軽に部下に上着を渡すのは要注意かもしれません」とコメントしている。