お笑いコンビ・ナイツが9日、MCを務めるチバテレ(千葉テレビ)の番組『ナイツのHIT商品会議室』(毎週金曜22:30~23:00)の収録に参加。この合間に取材に応じ、塙宣之は、敗退した『M-1グランプリ』について、忘れたい過去なのか「ちょっと出演していないんで分からないんですけど…」と、とぼけた。
『ナイツのHIT商品会議室』は、企業の商品をヒットさせるため、ナイツが企画プロデュースしていくという番組。2人はこれまで数多くのアイデアを出してきたが、塙は「同じ企業が2度出演してくれたことがない」と苦笑いながらも、「出演された企業の方をお呼びしてパーティーを開きたい。そこで企業の横のつながりができたらうれしいですね」と今後の展開に意欲を見せた。
この日は、来年1月18日放送の5周年記念回を収録。塙は「タイトルにもある通り、この番組は会議室で収録しているので、5年間、千葉テレビに通ってきて、一度もスタジオに入ったことがない(笑)」と自虐ぎみだが、相方の土屋伸之はこれを逆手に取って「会議室で収録を続けている番組といいうくくりのギネス記録に挑戦したいですね」と意気込みに変えた。1月の放送では、5周年のお祝いで、元千葉ロッテマリーンズの里崎智也と、お笑いタレントのねづっちが駆けつける。
ナイツは2人とも同局のお膝元・千葉県出身で、番組には千葉県在住の土屋の知人も出演したことがあるという。塙は「一般企業だけではなく、お笑い芸人の事務所が出演してもらうのも面白いと思っています。そしてこの番組からスターを発掘したい」と提案。土屋は「いいですね。オーディションとか」とノリノリで応え、さらに自身の夢を語って「1年ぐらいかけて1つのお店を作るなど、壮大なプロジェクトができたら楽しいでしょうね」と笑顔を見せた。
ちなみに、ナイツは、先日決勝戦が行われた漫才王者決定戦『M-1グランプリ』を敗者復活戦で敗退。これについて塙は「え? ちょっと出演していないんで分からないんですけど、『M-1』っていつ復活したんですか?」と無かったことに。
すかさず土屋は「敗退したので、記憶を消してるみたいです(笑)」と舞台さながらのフォローを入れ、「僕たちはこれまで『M-1』出場に向けて"1本のすごいネタ"を作る生活を送っていましたが、大会も終わったので、2016年は"1000本の面白いネタ"を作る生活にシフトする予定です」と来年の抱負を語った。
『ナイツのHIT商品会議室』のきょう11日の放送は、さまざまなショートムービープラットフォームのトップユーザー集団「VAZ」をプロデュース。土屋は「一般になじみはないかもしれませんが、分かりやすく紹介しているので、これでぜひVAZさんを勉強してみてください」と見どころを語り、塙は「皆さんの意見を反映させながら番組を作っていきたいので、どんどん意見をください!」と視聴者にメッセージを送った。