ASUSTeK Computerは10日、ゲーミングブランド「R.O.G.」シリーズから、NVIDIA G-SYNCや165Hz駆動のリフレッシュレートに対応した27型2,560×1,440ドット(WQHD)ゲーミング液晶ディスプレイ「ROG Swift PG279Q」を発表した。12月12日に発売し、価格はオープン、店頭予想価格は108,000円前後(税込)。

ROG Swift PG279Q

ROG Swift PG279Qは、165Hzという高速なリフレッシュレートで画面を描画することによって、一般的な60Hz駆動、および144Hz駆動のゲーム向け液晶ディスプレイと比べて、より滑らかな画面表示が可能。NVIDIA G-SYNCでは、描画のカクつきやチラつきを減らす(NVIDIA製の対応GPUが必要)。

NVIDIA G-SYNCをオフ、リフレッシュレートを120Hz/100Hz/85Hzのいずれかに設定したときには、NVIDIA Ultra Low Motion Blurを利用可能。液晶ディスプレイのバックライトを強制的に点滅させることで、いわゆる「黒画面挿入」と同等の効果を得られ、残像感の低減を図る。

ゲーム用のGamePlus機能では、画面上にハードウェア描画の照準を表示してFPSゲームで役立つ「Aimpointモード」、画面上にカウントダウンタイマーを表示してRTSゲームで役立つ「タイマーモード」を装備。ゲーム用のプリセット画面モードとして、「FPS」、「RTS/RPG」、「Racing」の3種類を用意するほか、映画用の「Cinema」、写真や動画用の「Scenery」、および「sRGB」も選べる。

インタフェース

ピボット対応

台座部分

前面の操作ボタン類

主な仕様は、液晶パネルがIPS方式、画面サイズが27型ワイド、バックライトがLED、解像度が2,560×1,440ドット(WQHD)、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、視野角が水平垂直とも178度、応答速度(GtoG)が4ms、色域がsRGBカバー率100%となっている。画面のチラつきをなくすフリッカーフリー仕様で、ブルーライト低減機能を持つ。

映像入力インタフェースは、HDMI 1.4×1基、DisplayPort 1.2×1基。165HzのリフレッシュレートはDisplayPort接続時のみで、HDMI接続時は最大60Hzとなる。本体には2W+2Wのスピーカーを内蔵し、音声もDisplayPortとHDMIで入力。オーティオ出力は3.5mmミニジャック×1基だ。

背面

スタンド機能は、チルトが下5度/上20度、スウィーベルが左右120度、高さ調節が120mmとなり、右90度のピボット(縦回転)も可能。対応VESAマウントは100mmで、本体サイズはW619.77×D237.90mm×H552.53mm、重量は約7.2kg。