アイドルグループのモーニング娘。'15が8日、東京・北の丸の日本武道館で全国ツアー「モーニング娘。'15 コンサートツアー秋~PRISM~」の千秋楽を行った。
9月19日に行われた神奈川・ハーモニーホール座間での公演を皮切りに、これまで全国17会場、34公演の全国ツアーを行ってきたモーニング娘。'15。ツアー最終日となったこの日は、2003年1月に9期メンバーとして加入して以降、同グループの中心的な存在として活躍してきた鞘師里保が同グループの単独公演としてラストを飾った。
オープニング曲「Oh my wish!」でスタートし、その後は普段通りのライブアクトが行われた同公演。13曲目に鞘師が「大阪 恋の歌」をソロで披露したのち、同期の譜久村聖や生田衣梨奈、鈴木香音とともに「アイサレタイノニ…」を歌い上げた。そしてラストに鞘師が「私がモーニング娘。に入って一番成長させてくれた曲を歌い上げます」と述べて、思い入れのある「One・Two・Three」をメンバー全員で熱唱した。
13人のメンバーはいったんステージを降りるも、ファンからの熱い「鞘師」コールに再びメンバーが登壇。12月29日に発売される新曲「One and Only」と「ENDLESS SKY」、そして「ここにいるぜぇ!」をアンコール曲として披露し、最後のMCで各メンバーから鞘師へのメッセージが送られる中、鞘師が涙ぐむ場面もあった。
メンバーの温かいメッセージを受けた鞘師は涙を拭きながら「今回卒業という人生の中で大きな決断をさせてもらいましたが、今日は未来に繋がる良いステージになったと思います。来年からは英語やダンスに限らず色んな人生経験をして成長していきたいと思いますが、帰って来た時は皆さんに形としてお見せできたら」と宣言。「今まで5年間、何度も武道館に立てたのは人生の宝だと思います。みなさん本当にありがとうございました!」と何度も観客に感謝し、一度流した涙はいつしか笑顔に変わっていった。
鞘師は、12月31日に東京・中野サンプラザで行われる『Hello!Project COUNTDOWN PARTY 2015~GOOD BYE & HELLO!~』をもって同グループを卒業する。