説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『毎回イヤホンのケーブルが絡んでイライラします……』という質問に答えます。
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イヤホンのケーブル、扱いに困りますよね。カバンへ適当に放り込んでも、iPhoneに巻きつけても絡むときは絡まります。カバンに入れているときでなく、装着したあとにもヨジれてみたり、ひどいときには結び目ができてしまったり……激怒するほどではないにせよ、イラッとくることは確かです。
この問題の解決策は、絡みにくいケーブルを採用したイヤホンに買い替えることですが、イヤホンのしまいかたをひと工夫するだけでも効果的です。iPhoneに付属のイヤホン(EarPods)についても、ちょっとした工夫で格段に絡みにくくなるため、いちど試してみる価値はあるでしょう。
絡みにくいケーブルにはいくつかの種類がありますが、きしめんのように扁平で表面に細かい溝が入った「セレーションコード」がよく知られています。扁平なコードは結び目ができにくく、表面の細かい溝が摩擦を低減するので絡みにくくなります。乱雑にカバンへ放り込んでも、取り出すときにはするっと解けることでしょう。
iPhoneに付属する「EarPods」のようにY字状のコードを持つイヤホンの場合、左右のケーブル長を調整するための留め具をイヤホンのボディ付近まで引き上げておく、という手があります。それからiPhoneに巻き付けるようにすれば、絡む確率はかなり低下します。
根本的に解決したければ、ワイヤレス機に買い替えることをおススメします。ケーブルが存在しないか絡むほどの長さがないわけですから、絡みようがありません。Bluetoothイヤホンは豊富な種類が販売されていますから、音質とデザインさえ納得できれば申し分のない解決法となります。