メルセデス・ベンツ日本はこのほど、「Cクラス」のラインアップにプラグインハイブリッドモデル「C 350 e アバンギャルド」「C 350 e アバンギャルド ステーションワゴン」を追加し、注文受付を開始した。発売は2016年1月を予定している。
「C 350 e アバンギャルド」のパワートレインは、「C 250 スポーツ」に搭載される最高出力211PSの2.0リットル直列4気筒エンジンに、最高出力82PSの高出力電気モーターを組み合わせた。システム全体のパワーは279PSとなっている。電気モーターだけでも最大約30kmの走行が可能で、最高速度は130kmに達する。
JC08モード燃費は、セダンが17.2km/リットル、ステーションワゴンが16.5km/リットル。計測方法の異なる欧州複合モード燃費では、セダンとステーションワゴン共に2.4~2.1リットル/100kmとなっており、これは41.7~47.6km/リットルに相当する。
搭載されるバッテリーはリチウムイオンで、フル充電までの時間は「CHARGE」モードで約40分、AC200V電源使用で約4時間と高速になっている。大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載しながら、セダンのトランク容量は335リットル、ステーションワゴンのラゲッジルーム容量は350~1,370リットルを確保した。
メルセデス・ベンツのプラグインハイブリッドモデルは「S 550 e」に次ぐ2車種目。同ブランドは日本において、ガソリンハイブリッド・ディーゼルハイブリッド・プラグインハイブリッドの3種類をラインアップする唯一の自動車ブランドとなっている。価格は「C 350 e アバンギャルド」が707万円、「C 350 e アバンギャルド ステーションワゴン」が782万円(ともに税込)。