俳優の竜星涼が、フジテレビのドラマに初主演することが7日、分かった。これまで人気脚本家を輩出してきた「第27回フジテレビヤングシナリオ大賞」の大賞作品『超限定能力』(12月20日24:45~25:45)で、不思議な能力を手に入れる大学生役を演じる。
竜星が演じるのは、電車内の乗客たちの頭の上に、それぞれ降車駅名が浮かんで見えるようになった大学生・秋山舜太郎。その中で駅名が見えない男性を見つけて追ってみると、その男性が電車に飛び込んでしまう。ショックを受け、その後何度か駅名の見えない人を見つけても見て見ぬふりをしていたが、ある出来事をきっかけに、再び駅名が見えない人を見つけたとき、その人を助け出すというストーリーだ。
竜星は、今回の主演に「単純にすごくうれしかったです。主役を張らしてもらえるなんてめったに無いことですから」と喜びながら、「一体どういう作品なんだろうって気になると思うんですが、僕も実際に台本をもらう前からワクワクして、興味がわきました」と新進脚本家の手掛けるストーリーを楽しんでいる。
このほか、主人公の親友・斎藤宜秀役を、月9『恋仲』でも主人公幼なじみ役を演じた太賀が演じる。太賀は「この作品は社会的な問題だったり、友情だったり、ちょっとSFだったりという部分があり、すごく今の時代に合っているな、というのが読んだときの印象です」と台本の感想を語る。
また、キーマンとなる女子高生のヒロイン橋田美雪役を、今年の全国高校サッカー選手権大会応援マネージャーに決定した永野芽郁が演じる。永野は、精神的にかなり追いつめられる役柄で「(美雪の抱える問題を描いた)回想シーンを撮影初日に撮ったので、そのシーンを常に忘れずに心の中にしまっているようにし、ちょっとした時に思い出して苦しくなったり悲しくなったりする感情を、いつでも出せるよう意識しました」と役作りの裏話を明かしている。