日本民営鉄道協会加盟各社とJR6社、5都市の交通局など全国の鉄道事業者83社局は7日から、暴力行為防止ポスターを各社局でいっせいに掲出する共同キャンペーンを開始した。
このキャンペーンは、駅や列車内での鉄道係員への暴力行為や客同士のトラブルが多発している現状を踏まえ、とくにそれらが発生しやすい年末年始に合わせて実施するもの。ポスターは「頭突きしてケガをさせる」「ネクタイを引っぱる」「ビールをかける」といった具体的な暴力行為の例を示し、「これらはすべて暴力です!」「暴力は犯罪です」と明解に伝えるデザインに。忘新年会などでアルコールを摂取する機会が増えることから、酩酊状態を想定したイラストを使用し、酔客による暴力行為の防止をとくに強く訴える。
駅構内貼り用(縦型)約7,300枚、列車内掲出用(横型)約6万1,000枚を共同で制作。2月6日までの2カ月間、駅・列車内に掲出する。