ジェイアイエヌはこのほど、子どもがいる20~40代の専業主婦を対象に実施した「就寝前のスマートフォン利用と睡眠に関する実態調査」の結果を明らかにした。調査は2015年11月に行い、309人から有効回答を得た。
普段の1日の生活で、自宅でのリラックスタイムはどの時間帯にとれることが多いか尋ねたところ、「就寝前」が61.2%で最も多かった。2位は「昼・昼食頃」(37.9%)で、それ以外の時間帯(午前中、夕方、夜)は、10%以下と低かった。
就寝前に布団やベッドでスマートフォンを利用することがあるか聞くと、82.9%が「ある」と回答した。利用時間の内訳を見ると、「15分未満」(30.8%)が最も多く、次いで「15分以上~30分未満」(21.3%)、「30分以上~45分未満」(12.1%)と続いている。
「寝る前スマホ」の平均利用時間は52.1%が「30分未満」、30.9%が「30分以上」だった。30分以上している人のうち「寝つき」に満足していないと回答した人は約半数の48.6%だった。一方、「寝る前スマホ」が30分未満の人は、「寝つき」に満足していない人は30.1%となっている。
続いて、就寝前スマホ利用時間と眠りの浅さについて調べた。「寝る前スマホ」を30分以上している人は「眠りが浅い」と59.5%が答えているのに対し、30分未満の人は54.8%と低かった。これらのことから、リラックスタイムとして就寝前にスマートフォンを利用しながらも、「寝る前スマホ」が睡眠の質を低下させている可能性があることがわかった。