V6の岡田准一が主演を務める映画『エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)』(2016年3月12日公開)の主題歌をイギリスのボーカル・グループ、イル・ディーヴォが務めることが決定し5日、予告編が公開された。

映画『エヴェレスト 神々の山嶺』メインビジュアル(阿部寛バージョン)

本作は、スケールの大きさゆえに映画化不可能と言われてきた夢枕獏氏の山岳小説『神々の山嶺』を原作に、『愛を乞うひと』(1998年)や『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』(2011年)などで知られる平山秀幸監督がメガホンを取った作品。世界最高峰の山に魅せられた2人の男の人生が交錯し、"神々の領域"へと命懸けで足を踏み入れる姿と、周囲の人間模様を描く。岡田のほか、阿部寛、尾野真千子、ピエール瀧、佐々木蔵之介らが出演している。

主題歌となった楽曲は、2015年10月に日本で先行発売されたイル・ディーヴォの最新アルバム『アモール&パシオン』収録曲の一つ、「喜びのシンフォニー」。ベートーヴェンの第9をモチーフとしたドラマチックな作風で、映画の壮大なイメージとクライマックスの感動を彩る。

公開された予告編は世紀の大発見につながるかもしれない、山岳史上最大の謎を追う野心家のカメラマン・深町誠(岡田)が鋭いまなざしでレンズを眺めているシーンから始まる。深町の上司(瀧)が「羽生を追え」と告げると、史上初の挑戦に取りつかれた孤高の天才クライマー・羽生丈二(阿部)の姿が大写しに。そして、「その2人を愛した女」・岸涼子(尾野)が涙を流す場面が続くと、舞台は荘厳な雪山へ変わる。極寒の雪山に翻弄(ほんろう)される深町と羽生。命を賭けた登頂に挑み、より高みを目指す2人の姿を捉えている。


(C) 2016映画「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会