東武鉄道はこのほど、台湾鉄路管理局と友好鉄道協定を締結すると発表した。相互交流を深めるとともに両者の誘客や各種サービスの交流を図る目的だという。
12月18日に台湾・台北駅で協定の締結式を実施し、同日から台湾鉄路と東武線で共通デザインの記念エンブレムを掲出した列車を運行する。台湾鉄路は日本の特急に相当する自強号「普悠馬」、東武鉄道は特急スペーシアを使用し、両列車ともに車両側面に4カ所ずつ記念エンブレムを貼り付ける。
運行に先立ち、台湾・樹林駅と東武スカイツリーライン浅草駅でほぼ同時刻に出発式を挙行する予定。浅草駅での出発式は12月18日14時40分から、特急スペーシア「きぬ123号」(浅草駅15時0分発)の発車に合わせて行う。
さらに同日から、両社局で記念乗車券も販売開始。台紙は東武鉄道「日光詣スペーシア」と台湾鉄路「普悠馬」を描いた共通デザインに。東武鉄道では、縁起の良い文字を含む幸手駅・福居駅と、台湾鉄路にも同名の駅がある大山駅の計3駅からの硬券乗車券3枚をセットとした。1セット1,000円で、東武本線と東上線の計56駅などで限定3,500セットを販売する。