JR東海はこのほど、京都駅13・14番線ホームで可動柵設置工事を完了し、同駅の新幹線ホームすべてで可動柵の使用を開始すると発表した。
京都駅では今年1月から12番線ホーム、3月から12番線ホームで可動柵の使用を開始。今後、12月23日に13番線ホーム、2016年3月中旬に14番線ホームでそれぞれ可動柵の使用を開始する予定で、これにより新幹線ホーム4線すべてで可動柵導入が完了する。
JR東海は「のぞみ」停車駅を中心に可動柵設置を段階的に進めており、東京駅・熱海駅では全ホームに導入済み。京都駅に続いて名古屋駅でも、今年度中に全ホームでの設置を完了する予定だという。
可動柵の運用にあたっては、部品の摩耗などによる動作不良や故障の発生を現地に行かなくても把握できる集中監視システムを導入。故障の予兆発見による早期修繕が可能になったほか、移動や作業時間が削減できるため保守費用も約50%低減できるという。