ブラザー販売は3日、布や紙を思い通りの形にカットできるカッティングマシン「ScanNCut」シリーズの新製品となる「CM650W」を発表した。12月下旬から発売し、価格はオープン。
はさみを使うよりも効率的に、布や紙を切り抜けるカッティングマシン。切り抜けるのは、紙、布、プラスチックシート、ステッカーなど。「ScanNCut」用の模様データをダウンロードしたり、編集したりできるオンラインサービス「ScanNCutCanvas」と連携して利用する。
今回の新モデルで無線LANに対応し、PCやタブレット端末との接続性が向上。従来モデルでは「ScanNCutCanvas」で作成した模様データはいったんUSBメモリに保存し、「ScanNCut」に持って行く必要があったが、無線LAN対応になったことで、直接データをやり取りできるようになった。従来同様、USBによるPCとの有線接続やUSBメモリでのデータ追加も可能。
スキャナ機能の読み取り範囲も広くなり、最大296×603cmまで拡大。カットデータの最大認識数も600パーツに向上し、さらに大きなパーツのカットが可能になった。本体には4.85インチの液晶ディスプレイを搭載。データを編集しやすく、画面は光が反射しにくい。
主な用途としては、幼稚園や保育園における季節の装飾、イベント用に大量の紙を切り抜く、ショップなどでPOPやタグの作成などが上げられる。本体には1MBのメモリを内蔵し、模様数1,102種類、フォント15種類を内蔵する。本体サイズはW497×D185×H168mm、重量は3.9kg。