SMBCコンシューマーファイナンスは2日、「20代の金銭感覚についての意識調査2015」の結果を発表した。調査期間は10月2日~8日、対象は20~29歳の男女1,000名。

ふだん持ち歩く額は約8,000円

「ふだん(平日)、財布にいれている金額」を聞いたところ、平均額は8,386円。金額別にみると「3,000円超~5,000円以下」が28.0%で最多となり、「所持金が5,000円以下」が累計で6割となった。

次に、「"よそいきの財布の中身"として、気になる異性と初デートするとき、安心できる所持金」を聞いたところ、平均額は2万2,551円。金額別にみると「1万円超~2万円以下で安心」(32.4%)が最多となり、「2万円で安心する(2万円以下の累計)」が7割弱となった。

昨年の調査結果と比較すると、「ふだんの財布の中身の平均額」は昨年比で422円減少(8,808円→8,386円)。一方で、「よそいきの財布の中身」は3,324円増加(1万9,227円→2万2,551円)となった。

財布の中身(昨年比)

次に、「どこまで所持金が減ったら、手持ちが少なくて不安になるか」を聞いたところ、「2,000円で不安になる」が43.3%、「1,000円で不安になる」が72.4%となった。

また、「どこまで所持金が増えたら、大金過ぎて持ち歩くのが不安になるか」を聞いたところ、「2万円あると不安になる」が38.1%、「3万円あると不安になる」が55.1%となった。

7割が「電子マネーを普段使い」

続いて、「現金以外の支払い方法として、普段使いしている電子マネーは何種類あるか」を聞いたところ、「1種類」が36.1%、「2種類」が20.9%、「3種類以上」が12.9%となり、それらを合計した「電子マネーを普段使いしている」割合は、7割となった。

次に、「現金払いや電子マネー払いに関連する意識」について調査を行った。「財布の中の小銭はなるべく少なくしたいか」という質問に対し「そう思う」という人は71.6%。「ポイントがつくので、なるべく現金より電子マネーを使いたい」という人は52.3%、「持ち歩くのは、現金より電子マネーの方が安全だ」では、「そう思う」が全体で32.1%となった。

現金払いや電子マネー払いに関連する意識

「支払いでもたつくと、後ろの人を待たせていないか不安だと思うか」についてみると、「そう思う」が75.2%で4人に3人の割合を占めた。「最悪、現金がなくても電子マネーで生活できる」では、全体の28.4%が「そう思う」と回答した。