マイナビはこのほど、2016年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生486名を対象に実施した「2016年卒の就活生の間で流行った『就活ワード』ランキング」の結果を発表した。調査期間は10月28日~11月1日。
「オワハラ」は3位
1位は「サイレント」で、136票の票を集めた。意味は、面接や採用活動の結果がいつまで経っても連絡が来ないため、合否がわからない状態のこと。合格の場合連絡がまったくないことはないので、基本的に不合格となった場合に連絡がないことを指すという。同義語にはサイレントお祈り、察しろ不合格、黙祷、サイレント落ちなどがある。
2位は、選考に落選することを意味する「お祈り」(126票)だった。「お祈り」という言葉の由来は、不採用通知の文章の最後に「就職活動の成功をお祈りしています」「貴殿のますますのご活躍をお祈りいたします」といった文章が付加されることが多いことからきている。お祈りメール・お祈り手紙・祈られるといった同義語もある。
3位は「(就活)終われハラスメント」の略称である「オワハラ」(104票)となった。企業が内々定を出した学生に対し、他の選考を受けさせないように強要することや、内定をもらっている企業から就活を終えるように迫られることを指すが、一部「大学の指導教員が早く就職先を決めるように迫ること」という意味で回答した学生もいた。
4位は、"無い内定"、"ノー内定"を指す「NNT(読み方:ないないてい)」(34票)。内々定をもらえていない人が自虐的に使うケースが多くみられる。5位は「逆お祈り」(14票)で、2位のワード「お祈り」とは逆に、学生から企業に不採用通知を真似た選考辞退のメールを送ることだという。
ランキング外だが、その他特徴的だった就活ワードとして、説明会の出席数を稼ぐためだけに参加する「説明会営業」、内定を持ったまま就活を続ける人を指す「頂上登山組」、就職活動を通して交際相手ができる「リクラブ」、大企業のみを受験することを指す「大企業病」、「本日は貴重なお話ありがとうございました」の略称である「キチョハナカンシャ」もあった。