JR四国はこのほど、2017年春をめどに、既存気動車を改造した新たな観光列車を土讃線に投入する計画を発表した。
海をコンセプトとした「伊予灘ものがたり」に次ぐ観光列車として、「山」と「川」をテーマに据えた観光列車として企画され、山と川の景観が美しい区間として多度津・琴平~大歩危間を運行区間に選定。「大歩危秘境トロッコ」の運転区間を今年春から琴平~大歩危間に変更し、「絶景! 土讃線秘境トロッコ」として運行したところ、個人客の利用と旅行会社による平日貸切便の運行がともに増加したことから、潜在的な需要が見込めると判断した。
列車にはアテンダントが乗務し、観光案内などを行う予定で、その他のサービスや地域との連携施策については今後、検討を進めるとのこと。列車名称や運行開始日、停車駅、運転時刻、使用車両、座席数、列車のデザインなどの詳細も、決まり次第随時発表となる。