ラトックシステムは2日、スワイプ型USB指紋認証システムセット「SREX-FSU3」を発表した。2016年3月中旬の発売予定で、価格は19,224円(税込)。
PCのUSBポートに接続して使用する指紋認証センサー。Windows用指紋認証ソフト「OmniPass」とセットになっている。ユーザー認証を指紋認証に置き換えられるので、パスワードの使い回しやなりすましを防止できる。複数ユーザーの指紋登録も可能だ。
Windows 10で使用する場合は、OS標準のドライバで動作。生体認証機能「Windows Hello」を利用し、指紋認証によるWindowsログオンが行える。そのほかのOSを使用する場合は、同梱ドライバのインストールが必要。
センサー部には、指をスライドさせて指紋の読み取るスワイプ式を採用した。センサーはRF方式で、真皮3-Dセンシングによって表皮の内側にある真皮の凹凸を立体的に読み取るため、高精度な認証が可能。また、電波による非接触検出のため、湿った指でも認識しやすくなっている。ICチップはセンシング部分と分離して実装され、指の接触による衝撃や静電気に強く耐久性にも優れる。
本製品のユーザーを対象に、自作アプリケーションに指紋の登録 / 認証 / 削除の処理を組み込める開発キット「SREX-SDK3」も提供の予定。本体サイズはW46×D64.5×H13mm、重量は約40g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10、Windows Server 2008 R2 / 2012 / 2012 R2。