歌舞伎俳優の中村獅童らが、TOKIOの長瀬智也主演、宮藤官九郎監督がメガホンを取る映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(2016年2月6日公開)に出演することが1日、明らかになった。
本作は宮藤監督の完全オリジナル作品で、舞台に選ばれたのは地獄。地獄専属ロックバンド地獄図のフロントマンで地獄農業高校の軽音楽部顧問の赤鬼・キラーK(長瀬)と、17歳の若さで地獄に落ち、大好きなクラスメイト・ひろ美(森川葵)に会いたい一心で生き返りを目指す関大助(神木隆之介)の地獄めぐりの様子を描く。
発表された新たなキャストは中村のほか、烏丸せつこ、田口トモロヲ、片桐仁、平井理央ら。宮藤氏が脚本を手がけた『ピンポン』(02年)などに出演した経験はあるものの、監督としての作品には初参加となった中村は、「大好きな宮藤さんの作品に参加させていただくことに、とてもうれしく心躍らせていました」と振り返った。役柄については、未公開。ただし、かなり衝撃的な役のようで、中村自身も「えっ、俺、この役~!?」と戸惑いの声を上げた。
烏丸と田口は、いずれも地獄農業高校の教師を演じる。牛頭(ごず)役の烏丸は「地獄の生首だって!? 訳わからず、地獄のセットに連れて行かれて、鏡のない所でヘアメイクしてもらい、パターン少ない顔芸をサクッと披露」したが、一方で、「相方の生首役の田口トモロヲさんを見ていて、ようやるなぁーと、心がざわつきうれしくなりました」と"相方"の演技に刺激を受けた様子。そんな馬頭(めず)役の田口は「これぞ! 宮藤監督にしか成し得ない世界観だと思いますっ!」と強調し、「今回のような出演の仕方は初めてです!? どう初めてかは、見てのお楽しみにっ!」とアピールした。
片桐は、「宮藤さんとメールし合う中で、"出たいアピール"をしたら、何と(キラーKの先輩の)鬼野役で、出してもらえました!」と逆オファーを迫ったことを告白。「1日だけの参加でしたが、初めての宮藤組、皆さん優しくて、とても楽しかったです。特に鬼野楽器のシーンはアドリブが多くて、いつまでもやっていたかった」と初の現場を前にも大きな手応えを得たようだ。アナウンサー役を務める平井も、「今まで見る側だった宮藤監督作品に、その一員として参加できたことがうれしい」と歓喜している。
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