So-netは人気ロボットキャラクター「ロビ」とコラボレーションした限定1,000台のスマートフォンセット「ロビスマホ」を12月1日より販売する。本稿では、ロビスマホとはどのような製品なのかを詳しく解説していく。

人気ロボとコラボしたSo-netの「ロビスマホ」とは、どのような製品か?

人気ロボ「ロビ」のコンテンツを楽しめるSIMフリースマートフォン

ロビスマホは、人気ロボットキャラクター「ロビ」とコラボレーションしたSIMフリースマートフォン。ロビとは、ディアゴスティーニ・ジャパン刊行の「週刊ロビ」に毎号付属するパーツを組み立てることで完成する2足歩行のロボットで、同キャラクターのコミュニティサイト「ロビクラブ」も登場するなど、人気を博している。すでに同社のWebサイトにて受付けていた先行予約は新規契約のみの取り扱いとなっていたが、12月1日からはMNPでの申し込みも受け付ける。

ロビスマホでは、壁紙やウィジェットなどの専用コンテンツが多数提供される

ロビスマホでは、同キャラクターの専用コンテンツを多数提供。壁紙やウィジェット、着信音やアラーム音まで"ロビ仕様"にカスタマイズし、ロビのファンにとってはたまらないスマートフォンに仕上げることができる。なお、これらの専用コンテンツはプリインストールされているわけではなく、パッケージの裏面に記載されている手順に従って、Google Playより自身でインストールする必要がある。完成するまでの工程を楽しめるのも、ロビスマホならではというわけだ。

ロビスマホのパッケージ。ディアゴスティーニの「週刊ロビ」を再現したデザインとなっている

なお、端末としては、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のSIMフリースマートフォン「Xperia J1 Compact」を採用。通信サービスはSo-netのMVNOサービスを利用可能だ。

カメラアプリやアラームアプリでロビとの生活を満喫

専用カメラアプリとして提供されるのが「ロビスナップ」だ。スマートフォンのカメラで撮影した写真を正方形に切り抜いてエフェクトを適用できるほか、専用のスタンプや背景でデコレーションすることが可能。加工した写真は、TwitterやFacebookなどのSNSのほか、ロビクラブに投稿して楽しむことができる。

専用カメラアプリの「ロビスナップ」

専用のスタンプや背景でデコレーションできる

加工した写真はSNSなどにシェアできる

また、アラームアプリとしては、「ロビアラーム」を用意。曜日の繰り返しやスヌーズの設定など、一般的なアラームアプリの機能を備えているのはもちろん、アラーム音にロビの専用ボイスを設定できるのが特徴。「時間だよ」「おはよう」などの可愛らしい声でロビに起こしてもらうことができる。

専用アラームアプリの「ロビアラーム」

曜日の繰り返しやスヌーズを設定できるほか、ロビの専用ボイスをアラーム音に設定可能

ロビの画像と声で目覚めることができる

なお、ロビの専用ボイスとしては、このほかにも「電話だよ」「メールが届いたよ」「じゅ・う・で・ん・し・て…ガクッ」など、全25種類が提供され、着信音や通知音として利用することが可能だ。

さらに、ロビ専用のウィジェットも用意。時刻を確認してアラームをON/OFFできる時計ウィジェット、電池残量を表示するバッテリーウィジェットが提供され、時刻や電池残量に応じて、ロビの姿勢や表情が変化する様子も楽しめる。

日付や時刻を表示し、アラームのON/OFFもできる時計ウィジェット

電池残量をロビが教えてくれるバッテリーウィジェットも提供される

また、壁紙やアイコンをロビ仕様に着せ替えられる「ロビテーマ」も提供される。これらの専用コンテンツをスマートフォンに詰め込めば、朝から晩までロビとの生活を満喫できるだろう。

専用の背面シートが同梱され、端末の外観もロビ仕様に変更できる

なお、同製品のパッケージには、ロビ専用の背面シートが同梱され、端末の背面もロビ仕様に変更することが可能だ。

ロビスマホの端末と通信サービスをチェック

最後に、あらためてロビスマホの端末スペックと通信サービスの仕様を確認しておこう。Xperia J1 Compactは、4.3インチ(1,280×720ドット)のディスプレイを搭載したスマートフォン。クアッドコアCPUのほか、2GBメモリ、16GBストレージを搭載し、OSにはAndroid 4.4を採用。カメラ機能は、背面カメラが2,070万画素、前面カメラが220万画素。SIMカードのサイズはmicro SIM。

ディスプレイは4.3インチで、持ちやすいコンパクトなボディが特徴

端末の側面には、電源ボタン、ボリュームキーのほか、シャッターボタンも搭載

反対側の側面には、microUSB端子やmicroSDスロット、SIMスロット、充電用端子が配置されている

最近では、ディスプレイが5インチ以上のスマートフォンが多くなっているが、同端末は4.3インチとコンパクトで持ちやすいのが特徴。また、SIMフリースマートフォンとしては、おサイフケータイや防水・防塵にも対応する数少ない機種のひとつだ(現時点でモバイルSuicaには非対応)。

SIMフリースマートフォンながら、おサイフケータイも利用可能

「Walkman」などのソニー製アプリもプリインストールされている

通信サービスのプランは、So-netが提供中の「LTE SIM+Xperiaセット」と同様で、月額料金は端末割賦代金を含め税別3,888円(2年経過後は月額1,610円)。最大通信速度は下り150Mbps/上り50Mbps。高速データ通信容量は、1日140MBまで。

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スマートフォンの個性を打ち出すことが難しくなった昨今において、人気ロボットキャラクター「ロビ」とコラボレーションしたSo-netの「ロビスマホ」は、特定のニーズにフォーカスしたユニークな製品といえる。さまざまな専用コンテンツが提供されるほか、パッケージのこだわりや完成するまで手間がかかる点など、ロビのファンであれば大いに楽しめそうだ。ロビを所有している従来からのファンはもちろん、可愛らしい見た目にぐっと来たという人も、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。