セブン銀行は12月1日、音声ガイダンスサービスの認知度向上キャンペーンを開始した。期間は2016年1月15日まで。

音声ガイダンスサービスは21,000台を超える全てのセブン銀行ATMで利用できる

音声ガイダンスサービスは、視覚障がいがある顧客がATMのインターホンから流れる音声案内に従って、引出し、預入れ、残高照会をすることができるサービスで、21,000台を超える全てのセブン銀行ATMで利用できる。銀行をはじめとする預貯金取扱金融機関および証券会社の約540社の取引きが、音声ガイダンスサービスに対応している。

セブン銀行は、今年で6回目となる同キャンペーンを通じて、視覚障がいがある顧客に音声ガイダンスサービスを知ってもらい、社会インフラとしての使命を果たしていきたいと考えている。

セブン銀行によると「毎年実施しているキャンペーンだが、年を重ねるごとに音声ガイダンスサービスでのATM利用件数が増えている。この機会にぜひ利用してもらいたい」としている。

「音声ガイダンスサービス 知って!広めて!キャンペーン」の内容

【まず知って!】クリック募金

  • 12月1日から2016年1月15日までの期間中、セブン銀行のウェブサイトに音声ガイダンスサービスキャンペーンページを特設する。ページ内の「クリック募金に協力するボタン」1 クリックにつき、セブン銀行がラジオ・チャリティ・ミュージックソンに1円の寄付を行う。1人が1日にクリックできる回数は1回。クリック募金は、日本最大のクリック募金サイト(www.dff.jp)を通じて行う

ラジオ・チャリティ・ミュージックソンは、ニッポン放送ほかラジオ局11局において、共同で実施されているチャリティ・キャンペーン。目の不自由な人が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置する募金を募るチャリティ・キャンペーンで、1975年より毎年クリスマスの24時間生放送を中心に実施されている。これまで42億7,601万5,831円の浄財が寄せられ、3,017基の「音の出る信号機」を設置したほか、「声の図書」「立体コピー」など多数の視覚障がい者(児)用教育機器を贈っている。

【そして体験して!】ATM利用件数に応じてセブン銀行より寄付

  • 12月1日から2016年1月15日までの期間中、音声ガイダンスサービスでのATM利用件数に応じて、セブン銀行が1件あたり100円をラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する

【さらにセブン銀行口座を持っている人へ】インターネットバンキングを使った募金

  • セブン銀行口座を持っている顧客がインターネットバンキングを利用してラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する場合、その振込手数料を無料にする

音声ガイダンスサービスについて(2007年11月よりサービス開始)

  • 利用できる取引き(各金融機関の取引きメニューに準じる):引出し、預入れ、残高照会

  • 対応の主なポイント

(1)取引きに関する操作を全てインターホンに集中:タッチパネルを使わず、インターホンのみで取引が完結する。取引中に不具合が発生した場合は、コールセンターに自動的に接続し、オペレータより状況を説明する。第三者によるいたずら防止のため、「インターホンでの取引き」を選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなる

(2)通常以上にプライバシーに配慮:「紙幣をお取りください」など、通常はATMスピーカーから流れる案内は、インターホンのみで流れる。金額は画面に表示されない

(3)親切でわかりやすい案内の実施:操作に不慣れな人でも、一人で操作でるよう操作方法を詳細に案内。カード挿入時に「利用金融機関名」を、取引終了時に「手数料」を音声で案内する。提携金融機関を含め操作フローを統一している

視覚障がい者向け音声ガイダンスサービスについて