日経BPコンサルティングはこのほど、「大学ブランド・イメージ2015-2016」の調査結果を発表した。対象となった大学は北陸・東海の大学65校。調査は7月29日~8月30日にかけて実施し、ビジネスパーソンから4,625件の有効回答を得た。

「大学ブランド力ランキング」(上位20校)

同調査は、北陸・東海編65校を対象に、各大学の認知やイメージなどを尋ねたもの。「大学ブランド力」を49のブランド・イメージ項目の得票率を合計して算出している。その結果、1位は名古屋大学(98.1pt)、2位は南山大学(68.4pt)、3位は金沢大学(67.3pt)となった。

前回と比較すると、名古屋大学が5.7pt伸ばし、大学ブランド力上昇率も第1位だった。上昇率2位の愛知教育大学(3.7pt上昇)は、ブランド力ランキングで10位に入り、昨年から7位順位を伸ばしている。

大学に関する49項目のイメージについて、それぞれの大学の得票率を見たところ、ブランド力、上昇率共に1位になった名古屋大学は「地域産業に貢献している」「時代を切りひらいている」など31項目で1位を獲得した。

各ブランド・イメージ項目で第1位になった大学(一般的なイメージ)

また、2014年10月に名古屋大学・天野浩教授、名城大学・赤崎勇教授がノーベル物理学賞を受賞したこともあり、名古屋大学は「いま注目されている、旬である」(11.2%)の評価が圧倒的に高く、65校中1位だった。上昇率2位の愛知教育大学は、「在学中の資格取得に積極的である」「教育機関としてのビジョンがある」で1位を獲得した。

各ブランド・イメージ項目で第1位になった大学(大学に対するイメージ)