俳優の遠藤憲一と渡部篤郎が、来年1月にスタートする関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『お義父(とう)さんと呼ばせて』(毎週火曜22:00~22:54)でW主演を務めることが30日、明らかになった。
このドラマは、遠藤演じる中堅商社の独身部長・大道寺保が、28歳年下の女性と運命的に出会い、結婚を決意。しかし、渡部演じるその女性の父・花澤紀一郎は、娘の結婚相手が自分と同い年という現実が受け入れられず、自分を「お義父さん」と呼ぶことを許さない。
この件をきっかけに、花澤が完璧に築いてきたはずの家庭内で、問題が次々に噴出するが、そこから相いれないはずの大道寺と花澤という2人のオッサンが、いつしか心を通わせていき、壊れた家族を再生するために奮闘していくストーリーだ。『医龍』シリーズ、『BOSS』シリーズなどを手がけた、林宏司脚本のオリジナル作品となる。
プライム帯初主演となる遠藤は「この年で父親役ではなく、恋愛や結婚で悩む役なんてできると思わなかったので、びっくりしたのとともに幸せです」と喜んでいる様子。渡部とはシリアスな作品での共演が多かったというが、「コメディを演じる渡部さんもすごく良いので、『このセリフを渡部さんが言うのか』と思っただけで、笑いながら台本を読んでいます」と楽しみに語っている。
一方の渡部は「台本を読んでオリジナルならではの"パワーがある作品"だと感じました」と評価。遠藤に対しては「尊敬する方ですので、何とかついていこうと思っています」と語っている。
この"結婚したい男"と"結婚させたくない男"の対決を描く同作をプロデュースするのは、『結婚できない男』『アットホーム・ダッド』などを手がけてきた、関テレの安藤和久氏。「自分が一番見てみたいドラマを、かねてよりお仕事をさせていただきたいと熱望していた遠藤憲一さんと渡部篤郎さんと共に作りたいという一心で、あえてオリジナルにこだわって企画しました」と話し、「無さそうでありそうな出会いから始まる2人の中年男性の物語に、ぜひご期待ください」とアピールしている。