女優で歌手の大原櫻子らが、人気アニメ『ちびまる子ちゃん』シリーズの23年ぶりの劇場作『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』(12月23日公開)にゲスト声優として出演することが27日、発表された。
このたび発表されたのは、大原のほか、元東京事変のベーシストで音楽プロデューサーの亀田誠治とウルフルズ・ボーカルのトータス松本ら。大原は、亀田と挿入曲「キミを忘れないよ」を、松本とはエンディング曲「おーい!!」を共作している。挿入曲を手がけた2人は、劇中でまる子の家にホームステイする少年・アンドレアの父母を演じ、トータス松本は、アンドレアとまる子の祖父・友蔵一行が大阪旅行で出会うおっちゃん役を務める。
声優初挑戦の大原は、アニメーションデビュー作が「大好きな『ちびまる子ちゃん』というのがうれしかった」と歓喜。「小学校の頃の授業参観に来ていたお母さんのように温かく迎えられたらな」という思いで演じたアフレコは、「楽しかったの一言です。終わった後に、もっともっとやりたいって思いました。"画(え)に声をのせる"って難しかったんですけど、すごく楽しかった」と、感慨を表す。「正直実感がまだない」としながら、「私の出番は後半なので、出てくるまで緊張しちゃいます!」とも語っている。
亀田も「25年前にリアルタイムで見ていた作品、自分の人生の半分を一緒に歩んでいる作品に、音楽を作ることができたり、声優として参加することもできて、生きてるといいことがあるなって」と、自身と夫婦役を演じる大原同様に感激。加えて、「留学中の息子に会いに行った時に交わした会話とシンクロしてびっくりした」と明かした。
本番一発OKで勘の良さを印象づけた松本は、「何回もテイクを重ねて、うまくなっていく2人(大原と亀田)を見て悔しかった!」と笑みを浮かべながら、「劇中と似た経験をしたことがありまして」と告白。「うろうろしていると全然知らないおじさんが、話しかけてくるっていう(笑)。大阪にはそういうおじさんがいっぱいいますよね」と思い出に触れた。
本作の原作は、少女漫画誌『りぼん』(集英社)で連載され、累計発行部数3,200万部(2015年10月現在)を超えるさくらももこ氏の人気コミック。1990年のTVアニメ化から放送回数1,100回を超える国民的アニメ作品となっている。本作では、原作者・さくら氏自らが脚本を担当している。
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